はじめに
2024年11月19日、東京地方裁判所において、「破産者みんなでつくる党」の第2回債権者集会が行われました。私も債権者として、第1回に引き続き出席しました。
※第1回債権者集会の様子はこちら
破産者代表者である大津綾香氏は、前回は(よく分からない理由で)欠席していましたが、今回は事前の宣言通り出席しました。
本記事では、資料に記載されている内容以外で、特に説明があった部分についてまとめています。メモや資料をもとに、後から文言の補完をしているため、実際の表現とは差異があることをご了承ください。
集会冒頭
開始前
裁判官より、数分おきに以下のアナウンスが繰り返される
最終的な参加者は40~50人程度という印象
大抵の参加者が1席ずつ空けて座っていた
13時57分
破産者代表者(大津綾香氏)と破産者代理人(豊田賢治氏)が入廷
債権者から小声で「来た」との声
14時00分
高田裁判官による挨拶
森管財人による挨拶
以降、森管財人による説明
令和5年分政党交付金の使途
<武蔵野銀行>(2口座)
【14】政党プロモーション・広報に関する業務委託費
【15】おおつあやか後援会
【27】内容不明
【16】弁護士費用
【28】預金利息
財産目録及び収支計算書
<資産および収入の部>
番号3:預金【りそな銀行(参議院支店・普通預金)】
番号4:預金【武蔵野銀行(東京支店・普通預金)】
番号14:賃借建物入居者賃料相当額等請求
番号18:否認対象行為(預金差押・取立)
番号20:「政党プロモーション・広報に関する業務委託契約に関する支払い」と説明されている出金
番号21:おおつあやか後援会宛送金分
番号23:党役員後援会宛送金分
番号24:破産者・破産者役員以外の弁護士費用と説明されている出金分(5,314,000円)及び、支払実体がない弁護士費用(1,000,000円)の出金分
※ 【参考】 みんつく党大津あやかの虚偽記載を告発する - 芸能ライター山本武彦
番号25:求償権(不法行為に基づく損害賠償請求訴訟の相被告に対する求償権)
※ 元副党首・大橋昌信氏の付きまとい行為による賠償命令
番号2:現金
番号19:破産手続き開始後の預金出金(武蔵野銀行)
番号22:破産者代表者経費精算重複分
番号19:破産手続き開始後の預金出金(武蔵野銀行)
番号10:事務所什器備品
番号11:事務所保証金
番号15:選挙供託金相当額返還
番号16:貸付金【立花孝志】
番号17:貸付金【立花孝志ひとり放送局㈱】
<支出の部>
番号1:財団債権の弁済(公租公課)
番号3:財団債権の弁済(和解による賃貸人への支払)
番号5:事務費
番号6:債権仮差押命令申立事件の担保金(供託)
【破産】賃借対照表
負債の部
番号1:一般破産債権(別除権付債権を除く)
質疑応答
今回は前回と比べ会話の応酬が多く、さらに以下の事情により大幅に省略・要約しております。
そのため、実際には長々と回答しているのに、一言にまとめてしまっている箇所も多々あります。また、冒頭の説明と同様、こちらについても後から文言の補完をしているため、実際の表現とは差異があることをご了承ください。
なお、名前を出して活動されている債権者の方もいらっしゃいますが、立花孝志氏、村岡弁護士、福永弁護士以外の方は、ご本人からの希望がない限り「一般債権者」と表記させていただきます。
福永活也弁護士(1回目)
立花孝志氏(1回目)
※ 【参考】 株式会社White listの情報 - 国税庁法人番号公表サイト
福永活也弁護士(2回目)
一般債権者①
一般債権者②
一般債権者③
村岡徹也弁護士(1回目)
福永活也弁護士(3回目)
一般債権者④
福永活也弁護士(4回目)
立花孝志氏(2回目)
一般債権者⑤
村岡徹也弁護士(2回目)
一般債権者⑥
※ 指摘を受けた後も晒し行為は継続中(2024年11月24日現在)
※ 【参考①】 2023年11月6日の記者会見
※ 【参考②】 Zoom怪談
※ 【参考】 宮川なおき氏の証言
村岡徹也弁護士(3回目)
一般債権者⑦
次回期日
2025年3月4日(火)14:00~16:00
まとめ
今回の集会では、大津綾香氏の行動が財産の隠匿・毀損に該当すると判断され、管財人が大津氏個人および彼女が代表を務める団体を相手取って訴訟を提起していることが明らかになりました。この訴訟は裁判所の許可を得て行われているため、裁判所も大津氏の行為を悪質と認識していることがうかがえます。
また、政党プロモーション・広報費用として支出された4150万円の受取先が、株式会社White list(代表:新本愛)という会社であることも判明しました。この点についても、管財人は「正常な取引とは考えがたい」と指摘しており、不正取引であった可能性が疑われています。
なお、新本愛氏は、破産者代表者の父・大津宗則氏と強い繋がりがあり、株式会社Ark Investという会社で共に役員を務めていることも明らかになっています。今後の管財人による調査や訴訟の進展が注目されます。
以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
外部リンク
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