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好きな風景を室内に置く
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枯れ木作りの延長で、灯台のような置物を作ってみました。
かつて冬の網走の能取灯台や青森の竜飛岬の灯台、潮岬灯台、島根県のなんとか灯台。断崖に立つ灯台には圧倒的な存在感と孤高の戦士の崇高さを感ずるのであります。
いつか、灯台を 部屋に置きたいという願望がありました その引き金になったのは、以前造った枯れ木でした。枯れ木によく合う風景といえば、極寒の網走で、能取岬突端に立つ 灯台。
流氷が打ち寄せるマイナス15度の強風にびくともせずに立つ、あの灯台が忘れられなかった。
私は車から出て15分と立っていられなかったのであります。
青森県の龍飛崎は小鳥の渡りを追う猛禽類が集まるのであります。小鳥達は津軽海峡をここから渡るのであります。上から猛禽類が襲ううのですから、小鳥達は海面スレスレに群れになって飛行するのですが、実はなかなか決心がつかず、行っては引き返し、引き返しては行く。幾度となく繰り返しやっとの思いで渡りを決行するのであります。
上空で端猛禽類が龍飛崎の上昇気流に乗って旋回師ながら時を待っているのであります。
生死を分ける攻防と岬に凛と立つ灯台。
灯台はただの目印です。鳥にとっても船にとっても目印なのであります。
で、結構これまで各地の灯台を訪れました、そして印象が蓄積して特別な存在となったのですね。
で、部屋に灯台をとなった次第です。
ほっこりするインテリアが欲しかったので自作した次第であります。
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