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スマホに時間を盗まれている?


形態は時間吸引器か?

携帯電話は時間泥???


多機能になった携帯電話もはや電話とは言い難く、パソコンをもしのぐ"モバイル端末"となり、常にネット空間への接続し、無限サーフィンを可能にしています。更に、便利なアプリやゲームによって利用者を釘付けにしているのです。
いわば時間泥棒とも言える危険性をはらんでいる事をどう思うでしょうか。
脳科学と行動心理学の視点で状況を分析してみましょう。

●携帯電話に振り回されるか、振り回すか?


スマートフォンが進化して、もはやただの電話とは言えないほどで進化しまくっています。
パソコンを超えるモバイル端末として、私たちのポケットの中には小さな宇宙が広がっているのであります。

インターネットサーフィンは無限の宇宙、アプリやゲームは私たちによって私達を画面にくぎ付けにしてしまいます。まるで時間泥棒が忍び足で、こっそりと貴重な時間と言う宝石を盗んでいくような感じです。

"脳科学"の視点では、スマートフォンは私たちの脳に直接話しかけています。「ねえ、もう一回スクロールしようよ」とか「この通知、見逃せないでしょ?」といった具合に、私たちの注意を引きつけるのです。

研究によると、スマートフォンの使用は脳の報酬系を刺激し、ドーパミンの放出を促します。これは、チョコレートを食べた時や恋人からのメッセージを受け取った時と同じような感覚です。つまり、スマートフォンは私たちの脳に「もっと欲しい!」「欲しい 欲しい 欲しい!」と言わせる魔法の箱なのです。

"行動心理学"の視点では、スマートフォンはまるで賢いペットのようです。

私たちが「いいね!」を押したり、新しい投稿を見たりするたびに、報酬をくれます。

これは「オペラント条件付け※」と呼ばれる行動心理学の原理で、私たちが特定の行動を繰り返すように仕向けるのです。スマートフォンは、私たちが「もう一度!」と言うたびに、尻尾を振って報酬をくれる犬のようなものです。

ですが、スマートフォンはただの時間泥棒なんかじゃありません。スマートフォンは私たちに無限の知識とコミュニケーションの可能性を与えてくれる魔法のランプでもあります。
大切なのは、この魔法のランプを使いこなし、魔神ジーニー(スマートフォン)に命令されるのではなく、私たちがジーニーに命令することです。

ただし、ADHD傾向の人に取っては吸血鬼のようにあなたの時間と可能性を奪いかねない悪魔のツールになりかねないのであります。


たまにはスマートフォンを置いて、外の世界で冒険を楽しむのもいいでしょう。そうすれば、私たちの時間は盗まれることなく、より豊かなものになるはずです。バランスが大切ですね!

※"オペント条件付け" ←あなたの意識を引き込む?
オペラント条件付けは、まるで宇宙の法則のようなものです。
引力によって惑星が太陽の周りを回るのと同じように、私たちの行動も報酬に引き寄せられます。これを理解するには、ちょっとした実験を想像してみましょう。想像してください、あなたは実験室のケージのラットです。そうあなたは、チーズが大好きな、グルメなラットです。

ある日、あなたの前にレバーが現れます。好奇心からレバーを押してみると、なんとチーズがポロリ。これはラッキー!と思い、またレバーを押します。するとまたチーズが!これはもう、偶然ではありませんね。あなたは「レバーを押せばチーズがもらえる」と学習します。

このシンプルな原理が:オペラント条件付け"です。報酬を得るために特定の行動を繰り返すようになるわけです。

人間の場合は、"いいね!"や"フォロワー"、"通知のポップアップ"が私たちの「チーズ」です。

スマートフォンやSNSは、私たちが「レバー」を押すたびに、報酬をくれる巧妙な装置と言えるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。私たちはラットではありません。チーズに釣られてレバーを押し続けるだけの存在ではないのです。

私たちは"自分の行動"を"前頭葉の力"で選ぶことができます。たまにはスマートフォンから離れて、本を読んだり、散歩をしたりすることも大切です。

そうすれば、私たちの「レバー」はもっと多様で豊かな報酬をもたらしてくれるはずです。要は"意思の力"で行動するか"オペラント条件付け"が動機付けになっているのかと言う事を理解する必要があるのです。"オペラント条件付け"を上手に使って、バランスの取れた生活を送りましょう!

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