銀行預金はどこにある?
銀行の通帳やキャッシュカードそのものは、お金ではありません。預金を扱うためのインターフェイスみたいなものです。では「預金」というお金はどこに存在するでしょう?
銀行が管理するデータベースに記録された、単なる数値/データですよね。お金であるデータの所有者は顧客ですが、管理は銀行がしてくれている訳です。
考えてみると、面白い仕組みですよね。
銀行が発行した顧客のお金を、銀行が自ら管理している。つまり、顧客のお金を「預かっている」ようなものなのです。
こう考えると、「預金」という名前は、実は的を射た言葉だということに気付かされます。預金とは、銀行が預かったお金の記録ではなく、銀行が発行して預かっているお金なのです。
この記事は、以下の記事からの脱線です。