初心者向け!ブログジャンルの決め方・考え方 具体的な3つのポイント
ブログを始めたいけれど、どんなジャンルを選べばいいのか分からない、という方は多いのではないでしょうか?
ジャンルはある程度決まっているけれど、どんな記事を書けば多くの人に読んでもらえるのか、悩んでいる方もいるかもしれません。
私は現在、「外科医の視点」というブログを運営しています。
このブログでは私の職業上の知識を生かすため、「医療と健康」というジャンルを選び、開設4ヶ月で月間67万PVというアクセスを集めることに成功しました。
ブログを多くの人に読んでもらうには、すでに成功している個人ブロガーや企業の運営するメディアと勝負しなくてはなりません。
計画性なく闇雲に記事を書いても、誰にも読んでもらえず、結局途中でやめてしまって労力が無駄になります。
ブログを始めても1年間続く人は100人に1人、というデータもあるそうですから、始める前にある程度計画を練っておくべきでしょう。
では、アクセスを集めるにはどんなジャンルでブログを書くのがいいのでしょうか?
今回この記事では、ブログのジャンルを選ぶおすすめの方法を具体的に解説します。
(※ブログ運営の目的は人によって様々で、アクセスを集めることだけが全てではありませんが、この記事では「集客」を主眼に置いて説明します。)
実際のブログ運営のノウハウや具体的なアクセスデータについては以下の記事をご参照ください。
>>開設4ヶ月後に月間67万PV達成!ブログ作成のコツをデータを公開して解説
(注:すでにブログ運営開始を本格的に検討している人、またはすでに始めている人向けの有料コンテンツです)
ブログジャンルの選び方
芸能人ブロガーの影響もあってか、「とりあえず日記でも書いてみるか」と言って、
「◯◯のつれづれ日記」
のような名前をつけてブログ始めても、本人が著名人でない限り誰にも読んではもらえません。
私たち無名の人の日常に興味を持つ人はほとんどいないからです。
よって多くの人に読まれるために大切なのは、
「書かれた情報が誰かの役に立つブログであること」
です。
では、誰かの役に立つジャンルをどのように探せば良いのでしょうか?
自分には他人の役に立つ情報はない・・・
と思った方、決してそんなことはありません。
具体的にジャンルの選び方を書いていきます。
職業で選ぶ
非常にシンプルですが、まず候補に挙げるべきは職業です。
自分が仕事上で知り得た情報で、かつその仕事をしていない人が知りたいと思うことがあるかどうかを考えてみます。
美容師、調理師、会計士、医療事務、保育士、介護福祉士、簿記、ケアマネージャー、歯科衛生士、ネイリスト、教師、栄養士・・・
多くの仕事があります。
会社員の方なら、
家電、アパレル、飲食、自動車、保険、広告、メディア・・・
誰もが、他の誰かの役に立つ独自の情報を持っているものです。
次に、どんな人に読んでもらうことを想定したブログにするかを具体的に考えます。
「幅広い人のニーズに応える」ではなく、「特定の誰かの役に立つ」情報を考えます。
対象は、大きく以下の2パターンに分けることができます。
①その職業に就きたいと思っている人
「同じ職業に就きたい」「同じ分野に進みたい」と思っている人が必ず大勢います。
資格が必要な職業なら、必ずその資格を取りたいと思っている人がいます。
そういう人は、周りに相談できる人がいない限り、必ずインターネットで調べます。
たとえば資格が必要な職業なら、
・資格取得にかかった年数
・必要な本やもの
・必要な費用
・なぜ資格を取ろうと思ったか?
・社会人になってからとれるのか?
・給料はどのくらいか?
・仕事をしていて辛いこと、嬉しいことは?
・やめたいと思ったことはないか?
といった情報が挙げられます。
こういう情報を、リアルタイムに体験した人から知る方法としてインターネットは非常に便利です。
必ず一定のニーズがあるでしょう。
②専門家の意見を聞きたい人
専門家に意見を聞いてみたい、と思っている非専門家が大勢います。
たとえば美容師なら、
・年齢別、男女別のおすすめのシャンプー
・おすすめのドライヤー
・ヘアケアの方法
・ヘアスタイルの選び方
・美容室の選び方
・希望のヘアスタイルをうまく説明する方法
などなど。
美容師の世界に全くの素人の私でも、これだけで50本くらいタイトルが浮かびそうです。
たとえば保険会社に勤めている人なら、
・年齢別の生命保険の選び方
・がん保険は必要か?
・どんな保険が人気があるか?
・保険選びはどこで相談するのが良いか?
・ネット保険のメリット・デメリット
などなど。
専門家ならこの類の記事は何本でも思い浮かぶのではないでしょうか?
他の職業でも同じことが言えるはずです。
専門的な情報というのは、本人にとっては何でもない当たり前のことでも、素人にとっては非常に貴重なのです。
かけたコストで選ぶ
ジャンルを選ぶもう一つの方法は、これまでの人生で、
「自分が誰よりもコストをかけてきた自信がある!」
というジャンルから選ぶことです。
「コスト」は具体的に、
「時間」「金」「ストレス」
の3つに分けることができます。
つまり、
「時間がかかる体験」
「お金がかかる体験」
「心理的または身体的ストレスを伴う体験」
というのは、同じことをやろうと思った人が、誰しも必ず経験者の意見を聞いてから始めたいと思うものです。
これが選ぶべきブログのジャンルになりえます。
具体例を挙げてみます。
時間やお金といったコストを要する体験として、以下のようなものが挙げられます。
・趣味
漫画、映画、ドラマ、ゲーム、ペット、インテリア、レジャー、グルメなど
・習い事・レッスン(子供に習わせるケースも)
ピアノ、サッカー、書道、英会話、パソコン、学習塾、バレエ、シンクロなど
・高額の買い物
自動車、不動産、保険、健康・美容グッズ、化粧品、WiFiや電話などの通信、動画サービスなど
たとえば、見たい映画一つ選ぶときでも、「見て損するような映画は見たくない」と誰もが思います。
もし選んだ映画が面白くなくても失う時間やお金はわずかですが、それでも事前に「何が面白いか」を調べるのがネット全盛の今の世の中です。
上に挙げた他のジャンルならなおさら、「事前に情報を得ておきたい」と思う人が多いことは容易に想像できます。
また、心理的または身体的ストレスを伴う体験として、
・転職
・病気や検査
・妊娠
・子育て
・恋愛・結婚
などが挙げられます。
ストレスを予感することであればあるほど、自分が体験する前に他人の体験談を聞いておきたいと思うからです。
こうした体験は、「誰かに伝えるため」ではなく、たいてい知らず知らずのうちに、あるいは「好きで」「やむを得ず」得たものです。
(他人のためだけにこれほどのコストをかけることはできません)
したがって、本人はその体験の貴重さに全く気づいていません。
しかし誰もが誰かの役に立つ体験をしているはずなのです。
さて、ここまで読んでジャンルが何となく頭に浮かんだら、次はもう一つの不安が生まれるはずです。
「ニーズのあるジャンルは他の誰かが既にやっている。自分がやる意味はあるのか?」
ということです。
冒頭にも書きましたが、たとえば医療・健康系のジャンルはあまりにニーズが大きいので、膨大な情報がすでにネット上にあります。
個人ではとても太刀打ちできないような規模の大手メディアもあります。
そこで次に行うのが「ライバルチェック」です。
そのジャンルではどんなライバルサイトがいるのか?
ライバルに匹敵する記事を書けるのか?
ライバルが書けない記事を自分が書けるのか?
ということをチェックするわけです。
ライバルチェック
同じジャンルですでに集客に成功しているライバルサイトをチェックするため、まず自分が書けそうだと思う記事のキーワードを5個選んで検索してみます。
たとえば医療・健康系サイトを運営するなら、
風邪、CT、大腸カメラ、胃潰瘍、腹痛
などです。
また、多くの人は2つ以上のワードを組み合わせて検索します。
たとえば、
「風邪 早く治す」
「大腸カメラ 痛み」
「胃潰瘍 症状」
といった具合です。
Good keywordというツールを利用すれば、どんなワードがセットで検索されているかがわかります。
次に、自分が書けそうな記事のキーワードの組み合わせを2〜3パターンずつ検索してみます。
検索したのち、検索結果の上位5件を全て読みます。
ここで、
「どのキーワードでも他のサイトに勝てない」
と思ったら、ジャンルを変えるのが無難です。
少なくともこれらより良いコンテンツを作らない限り、多くの人に読んでもらえることはありません。
私の場合は、当時検索結果の上位を独占していた大手メディアの医師監修記事を見て、
「自分の専門分野ならどれにでも簡単に勝てる」
と確信できたので、このジャンルで勝負をかけました。
ライバルサイトを見れば、そのジャンルに参入できるか、ある程度勝算が立てられます。
また、「ライバルに勝つ=自分の情報をより多くの人に届けられる」という達成感を目指すことで、長続きするとも言えます。
ここまで読んで、
「こんな面倒なことはしたくない!」
と思った方も多いでしょう。
確かに、趣味でブログを運営するのに、開設前にこんな面倒なコストをかける必然性はありません。
しかし、もし「アクセスを多く集めること」がブログ運営の目的なら、この作業は必須に近いと言えます。
アクセスを安定的に集めたいのに、準備なくブログを始めてしまうと、後からの軌道修正にかえって面倒な手間がかかってしまいます。
ブログが資産になる
以上のようなジャンルの選び方をすると、ブログ自体が資産になります。
誰かの役に立つ情報を扱うブログは、ほぼ永久的に読まれ続けます。
(芸能情報やニュースなど、ある時期だけ役に立つ情報以外)
賞味期限の長い記事を書けば、時代に合わせて部分的に修正するだけで、長期間多くの人に役立ち続けます。
これが「ブログの目指すべき一つのゴール」と言えます。
一般的な書籍なら、いくらベストセラーになっても、そのうち店頭の目立たないところに移動し、読む人が激減します。
ウェブサイトの記事はそうではありません。
インターネットという「本屋」には、スペースが無限にあるからです。
今回は、ブログを始めたいと考えている人向けにジャンルの選び方を解説してみました。
実際の運営ノウハウや細かなアクセスデータは以下の記事で公開しています。
>>開設4ヶ月後に月間67万PV達成!ブログ作成のコツをデータを公開して解説
(注:すでにブログ運営を本格的に考えている人、またはすでに始めている人向けの有料コンテンツです)