札幌２歳ステークス2024年出走馬総評

2024年8月31日 12:11

①アルマヴェローチェ

逃げる競馬をする。
前走はゲートも良く逃げる競馬をしたがレースペースが遅く前にいた当馬に展開が向いての勝利である。
当レースにおいてもある程度前目で競馬をすることが想定されるが前走のようなペースにはならないのでレースについていくことができないのではないか。
能力面で劣っているように感じる。
だが、当レースにおいては重馬場ということもあり前残りが想定される中で逃げることができるかつ最内枠で前走のような競馬ができれば馬券内はあり得る。
能力面は劣っているが馬券内には入れておきたい1頭である。

②マジックサンズ

中団で競馬をする。
ゲートの出が気になる。
前走は中団で競馬をし、かなりのドスローの展開の中で勝利している。
コーナー加速を使っての勝利は当レースにおいてはプラスではあるがさすがに前走のレースペースが遅すぎて評価することができない。
当レースにおいては前走よりレースペースが速くなるので前走のような走りではレースペースについていくことができず馬券内は厳しい。

③マテンロウサン

中団で競馬をする。
前走はゲートの出が悪く中団で競馬をし、コーナー加速を使って競馬をした。
当レースにおいても同様の競馬をすることが考えられ、前走では1000m62秒のペースで走り後半は1F11秒台の走りはできているので馬券内には入れておきたい1頭である。

④ショウナンマクベス

逃げる競馬をする。
前走はゲートの出が反則級に良く逃げる競馬をした。
当レースにおいてはどの位置で競馬をするかは不明であるが、最後の直線では11秒台前半の加速ラップで走れているのでどこからでも競馬ができると思われる。
距離延長も問題ない。
ただ、ストライド走法の馬なので当レースに合うかどうかが分からない。
馬券内には入れておきたい1頭ではあるが軸にはできない。

⑤レーヴドロペラ

ゲートの出が悪く後方or最後方からの競馬をする。
前々走は出遅れて競馬に参加することができず、前走も出遅れてはいたが稍重ということもあり何とか最後の直線で馬群まで位置取りを上げることができ、伸びていた外の馬場を走ることができての勝利であった。
当レースにおいても恐らくゲートで出遅れて後方からのスタートになるが後方から末脚を使ったとしても当馬よりも位置取りを取れ末脚を使える馬がいるので馬券内は厳しい。

⑥ニシノタンギー

後方から競馬をする。
新馬戦は上位陣が抜けていたので度外視できるレースである。
前走は掛かり気味なのが気になるが、後方から競馬をしコーナー加速を使ってポジションを上げ最後の直線で末脚を使えている。
レースペースも600m35.8秒、1000m60.8秒のタイムで走れており、レースペースが速くなっても対応することができる。
当レースにおいても前走のような競馬さえできれば十分に馬券内はあり得る。
馬券内に入れておきたい1頭である。

⑦バセリーナ

先行集団or中団で競馬をする。
4、3走前までは二の足がつかず後方から競馬をし競馬に参加することはできなかったが前々走からは中団や先行集団で競馬をすることができるようになった。
前々走は当馬の良さが見えたレースで前走も当馬の良さが出たレースではあるが展開不利の馬に0.7秒差もつけられてしまい能力面で底が見えたような気がする。
当レースにおいても前走よりメンバーレベルは上がるので馬券内は厳しい。

⑧ファイアンクランツ

先行集団で競馬をする。
前走は先行集団で競馬をし終始スムーズに競馬をすることができており、ラスト3Fも加速ラップで走れている。
ただ、レースペースが速くなった場合に前走と同様の走りをすることができるのかは疑問であるが、当レースでは重馬場想定なので前走のような走りが再現可能である。
軸候補の1頭である。

⑨トップオンザヒル

逃げる競馬をする。
前走は逃げる競馬をし、最後は外伸び馬場の中で外から差してきた他馬を交わしての勝利なので評価することができる。
ただ、不良馬場ということもありレースタイムが遅く、当レースに対応することができるのか不明な部分が多い。
馬券内には入れておきたい。

⑩ローレルオーブ

後方から競馬をする。
前々走は大出遅れをし競馬に参加することはできなかったので度外視できる。
前走はゲートもしっかりと出ており、中団で競馬をした。
道中は最内を走り距離ロスのない競馬をしてラスト3Fは恐らく11秒台の加速ラップで走れている。
前残りの展開の中で当馬だけが中団から差してきての勝利なので評価することができる。
当レースにおいても連闘ではあるが前走のようなレースをすることができれば馬券内は入れておきたい1頭である。

⑪アスクシュタイン

逃げる競馬をする。
2走とも全て道中で折り合いを欠いている。
2走とも距離ロスなく走れており前有利の展開の中で展開に恵まれての勝利なので素直に評価することができない。
当レースにおいては当馬以外にも逃げる馬が存在するので当馬より先に行かれ、当馬と並走する形になった場合の折り合い面に不安がある。
馬券内は厳しい。

⑫モンドデラモーレ

ゲートの出が良く先行集団で競馬をする。
前走はラスト3Fまではゆったりとしたペースでラスト3Fから他馬を含め一気に加速していった。
その中でしっかりと加速ラップで走り切れているのは評価することができる。
当レースにおいても中団で脚を溜めて最後の直線で末脚を使えるかがポイントになってくる。
馬券内には入れておきたい1頭である。