新潟記念2024年出走馬総評

①ゴールドプリンセス

中団で競馬をする。
どのレースも中団で脚を溜める競馬をし、コーナー加速を使ってポジションを上げ、その勢いのままゴールまで走り切るのが当馬の強みである。
当レースにおいては最内枠を引けたので道中は当馬の競馬をすることはできるが、最後の直線が長く当馬の強みであるコーナー加速を使って押し切る競馬をすることができない。
斤量面では恵まれているが当レースの馬券内は厳しい。

②ライトバック

最後方で競馬をする。
どのレースも最後方から競馬をし最後の直線の末脚だけで一気に馬券内まで捉えることができる。
当レースにおいては最後の直線が長いので当馬にとってはかなり展開が向くレースになる。
内枠ではあるが道中は後方で競馬をし、最後の直線で外に出すことさえできれば馬券内は固い。
位置取りが後方なだけに頭は取りこぼす可能性がある。
また、斤量が軽いのもプラスである。

③ジューンアヲニヨシ

先行集団or中団で競馬をする。
どのレースも距離ロスのない競馬をし、前有利の展開の中ではしっかりと馬券内に入っている。
しかし、前走では当レースと同様に最後の直線が長い中で他馬との末脚比べで完敗してしまった。
当レースにおいても末脚比べになる為、末脚で劣る当馬にてとってはミスマッチの舞台である。
馬券内は厳しい。

④シンリョクカ

先行集団で競馬をする。
3走前から前目で競馬をするようになった。
内前有利の展開かつ直線が短いコースでは馬券内に入ることができるがそれ以外の条件では馬券内は厳しい。
当レースにおいては最後の直線が長く瞬発力勝負になる為当馬の良さを出すことができない。
馬券内は厳しい。

⑤ファユエン

最後方で競馬をする。
どのレースも最後方から競馬をし末脚だけで馬券内近くまでもってきている。
当レースと同様の3走前では伸びない内を走ってメンバー内上がり2位の末脚を使えており、3着とは0.4秒差なので負けても能力面はあるところを見せている。
末脚が活かせる当レースにおいて当馬は馬券内に入れておきたい1頭である。
前走で人気を落とすならオッズ妙味がある。

⑥アスクワイルドモア

中団or最後方から競馬をする。
そのポジションを取る割には末脚を使うことができていないのでどういう競馬をしたいのかが見えてこない。
馬券内は厳しい。

⑦セレシオン

後方から競馬をする。
どのレースも後方から競馬をし、最後の直線では外をぶん回して末脚を使ってくるタイプである。
特に前走は内前有利の展開にも関わらず当馬だけが後方外から末脚を伸ばして勝利した馬とは0.1秒差まで迫っているので持っている末脚がかなり良い。
当レースにおいては外差し有利の展開になるので当馬に展開が恵まれる可能性がある。
馬券内に入れておきたい1頭である。

⑧アリスヴェリテ

逃げる競馬をする。
前々走前から大逃げする競馬をする。
前々走、前走と展開、斤量面と恵まれての馬券内である。
当レースにおいても大逃げする競馬が想定されるが前々走、前走と違い最後の直線が長く末脚がある馬に差される可能性が高い。
かつ内が全く伸びない馬場になっているので当馬の競馬をすることができない。
馬券内は厳しい。

⑨キングズパレス

中団or後方から競馬をする。
どのレースでも中団or後方から競馬をして末脚で馬券内まで入る競馬をする。
どのレースでもしっかりラスト3Fを加速ラップで走り切ることができているので、長い直線である当レースにおいてもピッタリの舞台である。
かつ外差し馬場なので外枠に入った当馬にとってはスムーズに外に出すことができ外差し有利の展開に恵まれるのでは馬券内は固いのではないか。

⑩バラジ

後方から競馬をする。
基本は後方から競馬をするが前走は先行集団で競馬をした。
ただ、どちらの競馬をしても能力面で足りず馬券外しかない。
当レースにおいてもどのような競馬になるかは分からないがメンバーレベルを考えると当馬の馬券内は厳しい。

⑪エーデルブルーメ

中団or後方で競馬をする。
道中は後方で脚を溜める競馬をし、最終コーナーでコーナー加速を使ってポジションを上げていきその加速を使って最後の直線を走るのが当馬のスタイルである。
前々走はスムーズに競馬をすることができ追い出すタイミングも完璧で勝利をすることができたが、前々走、前走のように少しで追い出すタイミングが合わないと他の馬にかわされてしまう。
当レースにおいては最後の直線が長く瞬発力勝負になる。
瞬発力勝負になってしまうと当馬のようにコーナー加速を使うのは厳しい。
出走メンバーを見ると差し馬が多く、当馬は差し損ねるのではないか。
馬券内は厳しい。

⑫レッドラディエンス

どの位置からでも競馬をすることができ、どの位置でも末脚を使うことができている。
当レースと同様に最後の直線が長い東京コースでは3走前、2走前と走っているが、どちらも末脚を使うことができており長い直線でも問題ない。
どの展開でも対応することができ、末脚を使えるので軸向きの1頭ではないか。