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【好かれなくていい、嫌われるな】
前回の記事で触れたロッテ入団時の寮生活の中で寮長に口酸っぱく言われていた《好かれなくてもいいから嫌われるな》 について書いていきます。
遡りますが、私は高校三年生の時キャプテンかつ常にレギュラーとして試合に出れている状況でした。
当時キャプテンとしてチームをまとめていかないといけないという使命感のもとチームのみんなとコミュニケーションをとっていこうと心がけましたが、その中で控え選手、ベンチ外の選手と話しをしているときに『俺監督に嫌われてるから』とか『俺はあいつ(監督)が嫌いだ』というワードが多かったのを覚えている。
私は彼らに『監督は嫌いなんか思ってないよ』とか『そう思うなら見返してやろうぜ!』
と言いつつも、なんでそうなっちゃうかなぁと気持ちがわからなかったが、私もプロ野球に入って試合に出れない状況になって試合に出れない人の気持ちが初めてわかった。
試合に使ってもらえない状況になったときに『俺はもしかしたら嫌われてるから出れないのかな』とか『いつもレギュラーには積極的に声かけてるよな』とか『あいつは好かれてていいよな』と心の中で思ってしまっていた。
※今思うと試合に出れない選手の気持ちになったときに高校時代に試合に出れない選手の気持ちになれてなくて申し訳なかったなと思う。
この時、頭の中で出てきたのが寮長から口酸っぱく言われていた『好かれなくてもいいから嫌われるな』だ。
寮長はこのことを言っていたのだと気づく。
でも実はこの言葉の解釈を間違うと『嫌われないようにしよう』というマインドにしかならない。
この『嫌われないようにしよう』というマインドは非常にネガティブだなと9年目(当時27歳)くらいの時に違和感が出始める。
寮長の言っていることも確かにわかる!人は多少の好き嫌いはあると思うので嫌われないようにすることが試合に出してもらうためには必要なのかもしれないが私は『好きはあっても嫌われるはない』と思ってやったほうがポジティブになれると思ったのだ。
これは実は自分の気持ちを楽にさせるために、あえてそう思わざるえない状況だったというのもある。
私は二軍である程度結果が出るようになり自分のなかで一軍に呼ばれてもおかしくないなと思っていたが、なかなか呼ばれずモヤモヤしているときがあり『好きはあっても嫌われるはない』と思ったほうが、もっともっと結果を出さないと一軍に呼ばれないんだ、自分に足りないものがあるから呼ばれないんだ、だからもっと成長して使いたいと思ってもらえるように頑張ろうと思えた、というよりかはそう思わないとモチベーションが保てなかった。
人対人だから好き嫌いは少なからずあると思うので野球に限らずビジネスパーソンも同じだと思うが、《あの人は嫌い》《あの人はきっと私のことが嫌い》と思った時点でその人との関係はうまくいかないし、そう思うことのストレスのほうが自分にとってマイナスだと思っている。
結論は『好きはあっても嫌われるはない』と思いながら組織に属していたほうが自分のモチベーションは保ちやすいと個人的に思っていますし、そもそも上司に好かれたいと思って仕事をしているのですか?もっと大事なことがあると思います。
※人それぞれ価値観は違いますので今回の記事も、あくまで私個人の考え方なので受け取り方は自由です。
※余談ですが、昔プロ野球界には派閥がかなりあったと聞いているので(今もそうかもしれないが)、寮長の『好かれなくていい、嫌われるな』は納得できます。
まとまりませんが今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。