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フランス人から見る日本という国、社会の話。

日本で生活して2年になるフランス人の友人が興味深いことを言っていたので、その内容を紹介します。

※会話した時の記憶を遡ってアウトプットしています

サッカーの試合の帰り道に、チームメイトのフランス人とペルー人の友人との会話の中で、日本人と仕事をしていると考え方の違いが面白いという話になった時の会話の一部👇

フランス人から見た日本人

「日本人はトレンドに非常に敏感だけど、メディアが発信する情報が正しいのか、誤っているのかを精査することができない傾向がある。メディアが発信する情報の精度を高めるには視聴者のレベルを上げる必要があるよね...」

「平和主義というか危機意識が低いのは、わりと危険で、例えば香港で起こった社会活動は、今の日本では起こらない。政治や国の経済というもののプライオリティが日本人は総じて低いからね。これは国が意図的に仕向けているようにも僕らからは見えるんだよ。真実を知ろうとする人間の数が少ない..」

「当事者性が低いのはなぜなのか。意見を主張しないのはなぜなのか。こういうことを考えると、単なる国民性で片付けてはいけないと思う。生まれ持った性質なのか?いや、きっとそれだけじゃない。人は環境がつくるんだよ。日本で育ったフランス人(の友人)は極めて”日本人”だからね。」

「日本人に限ったことではないけれど、僕たちは自分たちを客観的に捉える必要があると思うよ。自分たちのいいところも、悪いところも本当の意味で愛せるようになるには、異なる文化圏を少なくとも知る必要がある。そういう意味で日本人は多様性にもっと寛容になる必要がある気がするよ」

島国であり、日本語という特殊言語を扱うがゆえの課題

この話を思い出して、改めて感じるのは僕らが住む日本は島国であり、日本語という特殊な言語を扱うがゆえに、自分たちを客観的に見る機会、知る機会が少ないことはいくつかの課題を生み出しているのかなと思いました。

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