#49 法然上人二十五霊場
法然上人ゆかりのお寺を
巡拝する、二十五霊場は
江戸時代に始まりました。
京都を中心に
比較的近い距離にあるので
何回かに分ければ
日帰りも可能です。
二十五霊場は、
第1番の誕生寺から
第25番の知恩院のほか
縁故本山 永観堂 禅林寺
特別霊場 黒谷 青龍寺
を加え、
全部で27の寺院で
構成されています。
京都から遠いのは、
法然上人の生まれ故郷
岡山県の誕生寺(1)です。
香川県の法然寺(2)
兵庫県の十輪寺(3)
和歌山県の報恩講寺(8)
は、晩年の四国配流に
関係する地域です。
三重県の欣浄寺(12)
は、浄土宗開宗の43歳
伊勢神宮に参拝した
法然上人ゆかりの地。
浄土宗以外のお寺も
含まれているのが
二十五霊場の特徴です。
詳しくは、こちらの
サイトを参照してください。
法然上人自身は、
「あとを、一廟にしむれば、
遺法あまねからず」と
弟子に言い残しているので、
霊場などは、
望まなかったかも
しれませんが、
目に見えるものが無いと
不安になるのが人間の性。
法然上人二十五霊場を
参拝できる現代人は
幸せだと言えましょう。