才能の正体ってなんだろう?
「やる気があるのは、すでに才能があるということじゃないかな?」
僕はこの言葉についてずっと考えていた。
JINSの田中社長に質問する機会があって、その時に才能について質問した。
多分、「自分の才能ってどうやって見極めればいいんですか?」という質問だったと思う。
その時に、最初に書いた答えが返ってきた。
この返答についてずっと考えてきたが、最近やっと心から理解できた気がする。
よく社会では、こいつは天才だとか、才能がすごい!と言われる人たちがいる。
その人が存在する背景には、「人には生まれた時から、何かに向いている適性がある」という認識があるように感じる。だからこそ、ストレングスファインダーなどの才能について書かれた本も流行るのだろう。
でも、生まれつきの才能って存在するのだろうかと疑問に思う。
確かに、スポーツの世界などでは身長が高いほうが有利だったりするので、練習量でカバーしきれない部分はあるだろう。
でも、身長が全てというわけでもない。バレーだって、バスケだって、一番背の高い選手がスター選手というわけではないからだ。(身長で全てを決めないために、ルールというものが存在するわけだし。)
仕事も同じで、営業の才能がある・プログラミングの才能があると言われる人たちがいる。
でも、その人たちは元々職業の適性があったから、才能があったのだろうか?
営業の才能について考えてみると、一般的に考えられている営業の才能がある人は、口が達者で高身長で爽やかな人みたいな印象があるかもしれないが、そうなのだろうか。
よく営業の本を読んでみると、最初は話すのが苦手だったと書かれていることも多い。
では、才能の正体ってなんなのだろうか。
その正体のヒントが最初に挙げた言葉に詰まっている。
才能があるとは、その物事に対してモチベーションがあるということ。
決して適性ではない。
「努力は夢中に勝てない」と言われるように、モチベーションがあることは才能がある。
やってて楽しいこと、自然とやってしまうようなことには、才能がある。
たとえ絵を描くのが得意な人がいても、絵を書くことが嫌いだったら、途中で書くことをやめてしまう。
だからこそ、今自分がやりたいと言う思うことは、才能があるってことだ。
「経験がない・才能がない」と言ってくる周りの言葉に騙されずに、胸を張ってやってみたいことに取り組もう。
もしやってみて、モチベーションがさらに高まるようなことがあれば、それは才能があるってことだ。
天才だって言われる人たちだって、モチベーションがあるからやってきて、その結果天才と呼ばれている人たちだ。才能がありそうだから、やってみたわけではないんだ。
モチベーションがあるうちのやらない理由「経験がない・才能がない」は、自分をごまかしているだけ。
自分の才能の見つけるには、本当にやりたいことを見つけることが大事なんだと思います。
P.S.どうしてこんなことを書こうかと思ったかを正直に書きますと、僕の心が折れないように田中さんに言われた言葉を残しておきたかったんだと思います。
どういうことなのかと詳しく書くと、新卒で入社した会社で、ずっとやりたかった仕事がありました。でも、その仕事ができない部署に配属されてしまって・・・すごく落ち込みました。その仕事をやるために、毎日勉強もしていたし、自信もありました。でも、人員の都合上その仕事ができない。
配属された部署の仕事にも、適性があるからって上司に言っていただけましたが、モチベーションがある方の仕事に才能があると思ってます。システム上は適性があるかもしれない。最終的には、モチベーションの有無が成果を決めると思います。
僕はそう思っているし、田中さんもそう言っているので、才能があるのか、不安でやりたいことをやれていない方は、ぜひ一緒に頑張りましょう。