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HELLO CYCLINGが北海道に上陸

5月1日から北海道北広島市でHELLO CYCLINGがサービスを開始しました。長らく岩手県盛岡市が北限(※2019年7月〜2020年8月には青森県八戸市にも展開)だったHELLO CYCLINGにとって初めての北の大地。さっそく現地へ駆けつけました。


北広島駅~エスコンフィールド

まずはシェアサイクル導入の主目的でもある北広島駅〜Fビレッジ(エスコンフィールド)のアクセスを見てみます。

北海道日本ハムファイターズが本拠地を置くエスコンフィールドHOKKAIDOは北広島駅の北西1.6㎞のところに位置し、徒歩の場合は線路沿いの遊歩道「エルフィンロード」を使ったルートが案内されています。(このほか駅西口からシャトルバスも出ています)

Fビレッジ(エスコンフィールド)までは徒歩19分とのこと。歩けないこともないけれどちょっと面倒くさいこの距離感は、まさにシェアサイクルの出番です。

スロープを下ったところにステーションがありました。ずらりと並ぶ自転車が壮観です。
ここに加えて東口の駐輪場と西口2か所にステーションがあり、あわせて駅周辺で100台ぶんの駐輪枠が存在。Fビレッジ側でもステーション2か所でキャパ100台を確保し、目的地が満車で返せないという事態は起きません。

自転車はHELLO CYCLING標準の電動アシスト付ママチャリ(パナソニック/ビビ・SX)に加え、小径スポーツ車(ベロスターミニ)、KUROAD Lite(パナソニック/ベロスター)も用意されています。今回はベロスターミニを借りてみました。

さすがは北海道。5月頭でも桜が咲いていました。

徒歩同様、エルフィンロードを北上していきます。自転車と歩行者の走行空間が分離されていて快適です(試合後など混雑次第では押し歩きを求められるケースもあるようですが)。

気持ちよく漕いでいると「←F VILLAGE」の案内標識が登場。これに従って線路を潜り、坂を上っていけば総合体育館駐輪場のステーションに着きます。

Bicycle Lot Bのステーションへ向かう場合は案内標識の先を右手へ下り、通りに出てから線路を潜りましょう。

最初標識を見落としてしまった私はFビレッジの北端まで回るハメになりましたが、それでも利用時間は30分以内で料金130円。迷わず進めば10分もかからないでしょう。

なお、両ステーションはFビレッジの入口に位置しており、スタジアムまではまだけっこう距離がありますが、北広島駅から徒歩19分という案内も入口までで計算しているようでシェアサイクルの時短効果があるのは確かです。

何も知らずに訪れたのですが、エスコンフィールドって試合がないときは自由にスタンド入れるんですね。屋根は開放され、ぽかぽか陽気の心地よさに気付けば2時間も経っていました。「野球に興味のない人にこそ、来てほしい。」の謳い文句も納得です。

サイクリングロードとアウトレットパーク

さて、Fビレッジへのアクセスで利用したエルフィンロードは千歳線の旧線跡を活用したサイクリングロードで、実は東札幌まで続いています。

Fビレッジ訪問後、東札幌方面へ進んでみると荒涼とした木々の中を駆け抜けていきます。いかにも北海道らしい景観に思わず走破したくなりますが、このまま進んでも返す先がないので上野幌まで来たところで折り返しました。

とはいえ、ただ来た道を戻るのも面白くないと、帰路は西へ出て三井アウトレットパークに寄り道。このあたりにもステーションができると回遊性が高まりそうです。

北広島駅~エスコンフィールドという手堅い需要にアウトレットパークはじめ周遊の余地もあり、シェアサイクルを導入する環境としてかなり理想的でしょう。今後の展開が楽しみになりました。

北広島駅ではヘルメットの貸出も

ちなみに北広島駅改札を出て正面左手のところにある観光案内所ではヘルメットの貸出を無料でおこなっています。利用時間が9時~17時に制限されてしまうのがネックではありますが…

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