素材・造形2 木製カトラリー/既製品の模造/厚紙を用いた卵ケース
木製カトラリー
作品名
BOLDER
コンセプト
塊感×ダイナミック
サイズ
スプーン:210(W)×40(D)×23(H)mm
フォーク:210(W)×42(D)×24(H)mm
マテリアル
ウォールナット/オイルフィニッシュ
ステートメント
全体として塊感を意識し、柄と先で一体感が失われないようにした。
柄のセンターラインの山折りが置いたときに背骨のように凛々しくなることにこだわった。
センターラインは歪みなく、一直線で世界観を醸し出している。
また、置いたときに机との隙間が大きく開くことも工夫した。
一見大きくて無骨だが、自然に指を持つ位置に誘導している。
スプーンも浅い彫りに見えるが、スープであっても扱いやすくなるようにしている。
アウトドアやランチなど様々な場面で所有欲を満たすような作品に仕上がった。
既製品の模造
作品名
競技用けん玉
目標
少なくてシンプルな工程で精度の高い作品の制作
サイズ
70(W)×60(D)×180(H)mm
マテリアル
スタイロフォーム/厚紙/ジェッソ仕上げ
ステートメント
大・小の皿部分の制作では、左右で分割する構成方法にした。柄を切断する手間やリスクを軽減することが目的である。
厚紙を必要最低限の枚数にすることでスタイロフォームのパーツを作る手間を省くこともできた。
厚紙にUの字の切れ込みを入れ、組み合わせることで直角や精度を確実なものにした。
球体は穴を開けた仕上がりにした。
厚紙を用いた卵ケース
作品名
親子箱
コンセプト
鶏
サイズ
185(W)×150(D)×100(H)mm
マテリアル
厚紙
ステートメント
鶏がコンセプトである。
鶏から卵を取り出す一連のストーリーを意識した。
構造として、地面に対してバネを直接的にアプローチするのではなく、上からバネを吊るす間接的構造にした。卵にかかる負荷を最小限にするためである。
紙の使用量削減とバネの柔らかさ確保のためにバネを一つにした。通常の90度に組み合わせる方式では伸びた際にねじれてしまう。それを防ぐために細い厚紙を双方から編んでいる。 (黒い背景の画像を参照)
着地後のバウンドで転倒しないように、羽に見立てた部分で安定感を得ている。
↓実験時の投稿である↓
以上である。