#7【中国製新型車両】タイの寝台列車に乗ってみた(ノーンカイ→バンコク)
こんにちは、あーさんです。
東南アジア旅行5日目、ラオスのルアンパバーンからカンボジアのシェムリアップに陸路で移動するために、国際列車でタイに入国。
タイと言っても馴染みのあるバンコクやアユタヤではなく、北部の小さな街ノーンカイという場所。
今回はここから夜行列車に乗ってバンコクへ向かった時のことを紹介します。
ノーンカイとバンコクの位置関係
ノーンカイはラオスとの国境に面している、タイ北部の町です。タイの首都バンコクまでは約650㎞。夜行列車で約10時間、バスでも約10時間程かかります。ロットゥー(ハイエースなどのバンタイプのバス)であればもう少し早いそうです。
ノーンカイ駅
ノーンカイ駅はタイ国鉄”Northeastern Line”の終点であり、ラオスへの国際列車との乗換駅です。
ここからバンコクへは1日に何本か列車が設定されているため、あーさんが到着したのは18:00前でしたが、これからバンコクへ向かう人で駅の中は賑わっていました。
駅の中には切符を買う窓口と、田舎の駅には似つかない電光掲示板がありました。
寝台列車について
ノーンカイからバンコクを結ぶ夜行列車には3種類のグレードがあり、硬い座席だけのものもあれば、個室寝台が設けられている列車もあります。
最低グレードであればたった253バーツ(約870円)、最高グレードだと1557バーツ(約5400円)と、かなり差があります。ちなみに最低グレードにはエアコンすら装備されていません。10時間もエアコンなしのカチカチ座席に座ったままというのはかなり酷だと思います。
今回あーさんが予約したのは、スペシャルエクスプレスという種類。
個室の1等車と2段ベッドの2等車があります。
個室で1557バーツ、2段ベッドの上段で898バーツ、下段で998バーツ。
あーさんは2等寝台の下段を選択しました。
実は今回、スペシャルエクスプレスを予約したのにはワケがあります。
中国製の新型寝台車両がデビュー
スペシャルエクスプレスを予約したワケは、これです。
2016年に中国が新造した寝台列車が、バンコクーチェンマイ線に導入されました。その新型車両がノーンカイ線でも使用され始めたとのこと。
とても気になったので乗ることを決めました。
中の様子は後ほど紹介します。
事前に日本で予約可能
タイ国鉄では"eTSRT"という予約サイトがあり、そちらで列車の予約ができます。ノーンカイからバンコクはNorth Eastern線を選択し、駅を一覧から選んでください。
対応言語はタイ語と英語のみですが簡単な英語なので、予約自体それほど難しくありません。
難しい点を挙げるならば、支払とアカウントの作成かと。チケットを買うにはアカウントの作成(登録)が必要です。また、現地決済ができないためクレジットカードでの支払いが必要になります。
海外のサイトということもあり少し不安でしたが、大丈夫(?)でした。
その後このチケットの支払いに使用したクレジットカードが、不正利用される恐れがあるとの理由で、使用停止になったのは無関係・・・?だと思いたい。
予約するとチケットが画面に表示されるので、A4コピー用紙などに印刷をして、持って行けばそれがチケット代わりになります。
窓口等での引き換えも必要なく、車掌さんにチケットを印刷した紙を見せればOK。
いざ乗車
1本前のバンコク行きが大幅に遅延していたので、あーさんが乗る列車も遅延するのだろうと思っていましたが、さすがSpecial Express。定刻で発車しました。
乗ってすぐは普通の座席なのですが、車掌さんがベッドメイキングをしてくれます。最新車両ということもあり、本当に綺麗でした。
中国製の列車ということで色々心配はありましたが、乗り心地は良く、揺れなどは特に気になりませんでした。
たまに揺れを感じたのは、線路の歪みだと思います。
すでに5日目ということもあり疲れていたのか、すぐに寝てしまいました。
起きたのは5:00頃。あと1時間でバンコクに到着です。
乗った時と同様、車掌さんがベッドを座席に転換してくれました。
バンコクに到着
到着時間が大幅に遅れることもよくあると、ネット記事に書かれていましたが、この日はほぼ定刻に到着しました。
遅延もだんだんと改善されてきているようです。
列車を降りると、ホームには使われた大量のシーツが無造作に投げ捨てられていました。
これも海外感。だれが回収するのでしょうか。
バンコクは1年前に高校の卒業旅行で来たことがあったため、不安感は特にありませんでした。
まとめ
ラオスからカンボジアに向かう道中、タイの寝台列車が気になったため、乗ってみました。
ほとんど寝ているだけでしたが、日本でもだんだんと減ってきている寝台列車に乗ることができて、貴重な経験になりました。
このような少し変わった旅ができるのはいつになるのでしょうか。
コロナウイルスが早く終息してくれることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
InstagramのURLを載せておきますので、見てみてください。
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