【建築探訪】2020.09.05 大塚国際美術館へ
こんにちは、あーさんです。
建築的に特徴的な外観になっている美術館に行くことが多いのですが、今回はその中でも日本最大級の美術館『大塚国際美術館』について紹介します。
訪れたのは去年の9月なので、少し遅れての紹介になりますが是非ご覧ください。
ずっと行きたかったが…
行きたいと思い続けて数年、やっと行くことができましたが、なぜこれまで行かなかったのか。
コロナ禍であることはさておき、入場料の高さがネックになり躊躇していました。(入場料については後述)
家から徳島県の大塚国際美術館まで、高速代とガソリン代だけでも安くないため、フットワークが軽いあーさんでも踏み出すことができませんでした。
ですが、いつまでもこんなことを言っていたら行くことができないので、思い切って行くことにしました。
建築概要(入場料etc.)
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1 鳴門公園内
設計:株式会社坂倉建築研究所
施工:竹中工務店
敷地面積:66,630㎡
延床面積:29,412㎡
構造:RC造
入場料:一般 3300円(3160円)
大学生 2200円(2140円)
小中高生 550円(530円)
※カッコ内は前売り価格
開館時間:9:30~17:00
一般は3300円…大学生でも2200円…本当に高いですよね。
展示品の数、展示空間の広さは圧倒的なスケールなので、仕方がないと言われれば納得せざるを得ないのですが、展示品はすべてレプリカ。だったらもっと安く…と思ってしまいます。
この場所にある理由
他の大きな美術館は大阪や東京などの都市部にあることが多いですが、大塚国際美術館は、なぜ徳島県にあるのか。
一つ目の理由が『大塚グループ発祥の地』であること。
美術館の名前の通り、大塚製薬グループが創業75周年記念事業として開館したのが、この美術館なのです。
二つ目の理由が『徳島県のダム的役割を担う』こと。
観光客が徳島県に留まるための施設(ダム的役割)として、大鳴門橋の近くに建てることを決めたとのこと。
言われてみれば、ダムにしか見えなくなってきました。
外観紹介
鳴門自動車道を走っているとチラッと見えますが、大塚国際美術館は8階建ての5階分が地下にあり、地上に見えている部分はほんの一部になります。
少し離れた駐車場に車を停め、ピストン運行されているシャトルバスで美術館の入り口へ向かい、バスを降りたところがココ。
美術館のエントランスです。
エントランス前にあるこの国旗は、レプリカを作成した原作が展示されている美術館の国を表しているそうです。
展示作品を見て回る途中で、一度外に出る場所があります。この写真は屋内からガラス越しに撮影したものですが、下に屋外からの写真も載せておきます。
※奥に見えている橋が大鳴門橋
どこを切り取っても綺麗です。
整備された芝生の緑が映える空間で、とても居心地が良かったです。
平日かつコロナ禍ということもあり、人が少なかったのも良し。
展示空間紹介(展示品も少しだけ紹介)
世界各国の作品のレプリカが展示されている大塚国際美術館ですが、全ての作品を見ようとすると、そのコースの距離は4キロにもなります。
実際に行って分かりましたが、本当に長かったです…。
館内に入ってすぐ、”システィーナ礼拝堂”があります。
建物in建物のような感じで、とても面白かったです。このようなユニークな展示方法で展示されているものが、いくつかあります。
これもユニークな展示方法の”聖ニコラオス・オルファノス聖堂”
これもユニークな展示方法の”スクロヴェーニ礼拝堂”
綺麗な青の天井が印象的です。
本物は大行列(らしい)ですが、ここのモナ・リザはガラガラです。笑
上の2枚の写真は”モネの大睡蓮”の再現です。ベンチに座って、ゆっくりとくつろぐことができます。
大塚国際美術館でしか見ることができない大目玉、ゴッホのひまわりを集めた”7つのひまわり”。他の場所以上に、人が集まっていた気がします。
これは”ゴヤの家(黒い家)”の再現。シックな雰囲気で、味わい深かったです。
展示空間の一部。
完全に個人の感性任せの、こんな作品もありました。
ミースファンデルローエの”Less is More"の究極のような感じでしょうか。
まとめ
今回はずっと行きたかった大塚国際美術館について紹介しました。
作品はすべてレプリカだと分かっていても、ユニークな展示方法のおかげで満足度は非常に高かったです。
全ての展示を見ようとすると1日がかりなので、何かのついでに寄るのではなく、大塚国際美術館目的で行くことをおすすめします。
また、約4キロの順路になるので運動靴で行くことも大事です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
TwitterとInstagramのURLを載せておきますので、是非ご覧ください。