昨日はアンドロイドでした。
神様は、どうしてこんなにも、試練を与えるのでしょうか。
仕事も家庭も、がんばっていないときならいざしらず、目一杯がんばっているときに、自分を悪者に仕立て上げられると、さすがの私も泣きたくなります。
まあ、それも、がんばり過ぎなんだよ。とか、がんばる方向が違うんだよ。とか、言われてしまえば、そうなのかもしれませんけれど、そんな言われ方されたくないくらい、自分でできる精一杯のことをやっていたとしたら?
仕事でも、家庭でも、なんだか理不尽なことが続いて、やるせない気持ちでいましたが、今朝は、ちょっと吹っ切れて、新たな一日を過ごしていました。
仕事もひと段落ついたので、珍しく終日事務所で。
それでも2時間ほど残業をして、そろそろ帰ろうとPCをシャットダウンしたときに、前のチームの子が「今日、1時間ぐらい時間くれない?」と声をかけてくれて、彼女を含めた三人で一杯やって帰ることになりました。
聞けば、二人は昨日も、同じお店で飲んで帰ったらしく。
声をかけてくれた子も、それなりに職場では不遇な対応を受けており、私に求められた1時間は、てっきり彼女の話を聞く時間だと思っていました。
彼女とは、私の家族の話をずっと聞いてくれているミリちゃんです。
ミリちゃんとはチームも離れてしまい、久しぶりに事務所で会ったので、なんとなくいつもの感じで、最近どう?的な話を始めました。
仕事で職場のおじさんにやられて泣いてしまったその日には、その日もちょうどミリちゃんがいたので、少しだけ話を聞いてもらい、気持ちを落ち着けて家に帰ることができましたが、その後もそのおじさんとのやり取りは続いていたものですから、その話をしたり、仕事も家庭もうまくいかんわってな話をしたり。
気づいたらずいぶん私の話をしていました。
そのタイミングでもう一人が合流してきて、「あれ?ミリちゃんの話してるんじゃないの?」と、私と同じことを疑問に感じミリちゃんに尋ねたら、「いや、ケイトさんがヤバそうだなと思ったから」と。
きっと、前日も二人で、そんな話をしてくれていたんですね。
二人に言わせれば、昨日の私はアンドロイドのようだったそうです。
確かに、もう、心はどこかに捨てていました。
捨てないと、自分が報われなかったから。
だけど、今日は少し血が通っているように見えたからよかった。って、二人は言ってくれました。
言葉にして、伝えたわけではなかったのに、彼女たちは私をちゃんと正確に見ていてくれたのです。
実は、先月、誰にも言わず、気になる求人に履歴書を送っていたのですけれど、今日ちょうど、ご縁がなかったとの連絡がきたところだったのです。
辞めたいくらいの職場だけれど、そんな職場でも、好きな人たちはいます。
私は彼女たちに返せているだろうか。
私はテイカーになっていないだろうか。
神様は、乗り越えられない試練は与えないと思うので、今回もなんとなく乗り切ってしまっているのだけれど、問題を乗り越えるか否かではなく、こういう大切な気づきを与えるために、神様はこのタイミングで試練を与えたのかもしれません。
人とのコミュニケーションが、私の心を救ってくれます。
アンドロイドから人間に戻れてよかった。