見出し画像

気になる!Selmer Supreme “Modèle 22”

こんにちは!サクソフォン奏者角口圭都です。
サックスがお好きな皆さん、セルマー・パリからの素敵なお知らせをすでにご覧になられましたか??

2022年2月22日日本時間18時に、セルマーパリ100周年を記念した限定モデル「Supreme “Modèle 22”」が発表されましたね!
ぱっと見た感じ、金と黒のコントラストがめちゃくちゃかっこいい!!
もともとSupremeはデザイン性も高い楽器だと思うのですが、更に目を引く素敵なデザインが施されているようです。

セルマーユーザーとしてはやっぱり気になりましたので、どんな逸品なのか、一緒に見ていきましょう。

1922年 “Modèle 22”→2022年 Supreme “Modèle 22”

1922年にセルマーパリからModèle 22が発売されました。そして1世紀を経た今年2022年に、Supreme Modèle 22を限定モデルとして発売するそうです。
この100年でセルマーがとてつもない進化を遂げてきたのを感じる素敵なネーミングですね!!新しい時代に入ったのを感じます。

641本の限定生産

Supreme Modèle 22は641のパーツから成り、それにちなんで641本の限定生産となるようです。元来のSupremeから更に手が加えられているそうで、更に美と創造性を追求した、と説明がありますね。

仕上げ

管体はダークゴールドマットラッカー。マット加工というものが存在することを実は今回初めて知りました。写真でしか見ていないのですが、吸い込まれそうな色味がかっこいいですね。そして、各部のパーツには、限定モデルオリジナルのデザインが施されています。

パーツ

キーガードなどには、マットブラッククローム仕上げのものが使われています。サムには金メッキを使うなど、様々な素材が使われているのも特徴的ですね。これまでいろんな材質を試し、音色に挑戦してきたという証のようにも感じますね。

私の感想としては、ベル部分と直管をつないでいるベルリングがかっこいいなと感じました。クラリネットの木材としても使われているグラナディラのメダリオンが中央に配置されています。マイクの形に着想を得てデザインされたそうです。これだけでも別売りで今の楽器に着脱可能にならないかなぁ。

付属品

やはり限定モデルだけの特別な付属品がついてくるようですね。
黒いリガチャーにコンセプトのセッティングもどんな音色になるのか気になりますし、ケースもかっこいいです。こういうタイプのケースをセルマーからはあまり見たことがなかったので、実物が見たいですね。

また、スワブもとてもおしゃれで・・・このフォルム、たまりませんね。
何度でも水分を取りたくなりそうです。スワブにここまでドキドキさせられるとは。
日本で売られているものは四角の形でデザイン性よりは機能性を重視したものが多いんだなと感じました。

彫刻

通常のSupremeとは違い、1920年代のパリの様子が描かれているそうです。この彫刻の中にパリの街と文化の発展の様子と、セルマーパリの歴史が刻まれているのだと思いました。管体の彫刻にそれらを刻み込むなんてとても素敵ですね。
昔の壁画や出土品、美術品などから当時の文化を知ることができるように、ここから先100年、200年先・・・の未来で、この楽器に刻まれた彫刻が現在の文化や精神性を伝えてくれるかもしれません。

お値段

気になるお値段・・・

ダークゴールドマットラッカー(特別彫刻入り)希望小売価格¥1,020,000(税抜)

だそうです。
100年を記念した限定モデルで世界で641本しかない、となるともしかしたらこのお値段でもお買い得なのかもしれませんね。
一体どんな方がこの楽器を手にするのか、ぜひ購入された時は教えてください!(笑)
ネックの下にシリアルが入るそうですよ!

音色

selmerの公式YouTubeでプロモーション動画が公開されていました。

とってもかっこよかったです!
スマイルが演奏され、それに合わせてパリの街並みを背景にこの楽器が紹介されます。おっしゃれ~~~~な動画でした。
マットな質感ながら内側から艶美な響きを感じます。

最後に

今回はこちらの公式サイトから情報を拝見しました。

楽器だけでなく、セルマーのサイトっていつもすごくおしゃれなんですよね。日本ではあまりお目にかからないデザインなので、こういったところにもブランドとしてのこだわりや、伝統や格式、そして創造性を感じます。音色や吹奏感・機能だけでなく、芸術的な精神性をとても大切にしているのが、セルマーが好きな理由でもあるように思います。
発売は5月ごろとのこと、日本でもお目にかかれるのを楽しみに待ちましょう✨


今後も更新していきますので、ぜひ読者登録をお願いいたします。また、この記事が参考になりましたら、ぜひ投げ銭・サポートで応援していただけると嬉しいです。

筆者角口圭都について、以下のリンクをご参照ください。
☆角口圭都HP

ここから先は

180字

¥ 100

角口圭都 note へサポートをお願いいたします。いただいたサポートは今後の活動と記事更新に役立ててまいります。