サックスのお手入れお役立ちグッズ4選
こんにちは!クラシックサクソフォン奏者角口圭都(かどぐちけいと)です。
クラシックサックスのプレイヤー、そしてサックスの先生として、都内はじめ全国で活動中です。最近は、YOUTUBEの角口圭都サックスチャンネルに力を入れております。サックス試奏動画や入門動画、練習のお供に練習曲、そして過去のコンサートの演奏動画などをご覧いただけます。(https://www.youtube.com/channel/UCVsq0zWr5lsIPbOGQ2GYCAQ)
今回はサックスのお手入れお役立ちグッズ4選をご紹介します。
サックスを買った時にお手入れ用品としてスワブやクロスなどが付いてきますが、演奏を繰り返していくうちに少しずつ様々な汚れやたまったり、メンテナンスが必要になります。そんなときにぜひ使っていただきたいアイテムを4つご紹介します。
①マウスピースクリーナー
ウイルス感染を予防したい昨今、こちらのアイテムは除菌のためにも強くオススメしたいアイテムです!
サックスのマウスピースは水と洗剤でゴシゴシ・・・・してはなりません!!すでに経験済みの方もいらっしゃるかもしれませんが、マウスピースはエボナイトでできており、水につけると緑色に変色します。(私も過去に失敗した経験があります)
こちらのマウスピースクリーナーを使用していただくと、マウスピースを守りながら除菌とお掃除ができます。口の中に入れるものですので定期的にお手入れしましょう。
使い方は、マウスピースにクリーナーを吹きかけてクロスなどでふき取ります。汚れがひどい時はクリーナーを吹きかけて少し時間を置くとよさそうですね。
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普段のお手入れとして、クリーニングペーパーで一つ一つのタンポについた水分を取りますよね。普段はこれだけでも良いのですが、こんな経験はないでしょうか?
楽器を出して吹いてみたら、低いド#・ソ#、ミ♭のタンポがくっついて開かなかった・・・ので、指でべりっと剥がした。
私はよくあります。(笑)
特に久しぶりに楽器を出したときや、湿度が高い時はこの現象がよく起きます。
これは、タンポに汚れがたまってしまい、トーンホールとくっついてしまう現象です。どれだけお手入れしていてもなるときはなります。
また、梅雨時や湿度が高い部屋などでは、演奏中でもタンポが水分を吸ってしまいくっついてしまいます。特に左手のシ・ラ・ソあたりはキーを押したのに、くっついて戻ってこない!!イラっ!!となります・・・苦笑。吹いていてキーを押したときにペチャペチャ、ベリベリ、なんて音がタンポから聞こえてきたら②と③を使ってお手入れしましょう!!
②ノナカ・吸水シート
私の大好きなアイテムをご紹介します!ノナカ・吸水シートです。この吸水シートは目に見えて汚れが取れるので使ってとても気持ちがいいです!!
公式サイトからの引用です↓
タンポやトーンホールの水を吸い取る新しいシートです。従来のように溶けてしまったり、破れてしまう吸水紙や糸クズが着いてしまう綿棒などはもういりません!専門業界で採用されている新素材をぜいたくに取り上げました。
<ご使用方法>タンポとトーンホールの間にはさみ、軽くタンポを抑えてください。シートが届きにくい箇所はスティックをご利用下さい。シート:3枚入り
スティック:1本入り
●サイズ
Sサイズ:オーボエ、クラリネット、ソプラノサックスなど
Lサイズ:ファゴット、バスクラリネット、アルト・テナーサックスなど
触った感じはゴムとシリコンぽい感じです。白い色をしていて、トーンホールについた汚れをごっそり取ってくれます。また、種類の違う薄いシートと厚いシートが入っていますので、タンポの大きさによって使い分けることもできます。スティックもなかなかの優れものです✨普段から1枚ケースの中に入れています。
使い方は説明の通りですが、タンポに挟んで指で抑えたまま、くっくっと少し引っ張ってあげると、汚れがシートにしっかり乗ります。
白いシートに汚れの輪っかができるとなんだか嬉しくなってしまうのは、私だけでしょうか。苦笑。
ソプラノサックスのタンポは小さくて隙間にペーパーやシートを通すのが難しくて、不器用な私はとてもイライラしてしまうのですが、そんな短気な方にもこの吸水シートの普段使いはおすすめですよ!
③ノナカ・パッドガード
ノナカ・パッドガードです。これは自分でできるタンポ掃除の最後の砦です。これを使ってもタンポのくっつきが治らなければ諦めてリペアに行くことをおすすめします。
こちらのパッドガードを使うととっても快適になりますよ!私は、特に梅雨場はいつも持ち歩いています。
公式サイトからの引用です↓
タンポのベタつき解消、リフレッシュに絶大な効果があります。●使用例
その(1)
布に液体をしみこませ、タンポの汚れをふき取る。
→べたつきが解消!(ふき取りの際は力の入れすぎにご注意下さい)
その(2)
ふたの内側についているハケを使用し、タンポに塗る(塗りすぎないようお気をつけください)。
→特に乾き始めたタンポに塗ると絶大な効果あり!音が生き返ります。
私の使い方は、クリーニングペーパーに染み込ませ、タンポに挟み、優しく引っ張り抜きます。こちらの使い方でもOKだそうです。
持ち歩くには少し面倒なのですが、家に1本あると便利ですよ♪
④Hetmannキーオイル
サックスを吹いていて、キーがギシギシ・ガチガチすることはありませんか?これは油が切れているサインです!そんな時はこちらのキーオイルをちょこっと差してあげましょう☆いろいろ使ってみてHetmanのキーオイルが一番使いやすいと感じたので、ご紹介します。
Hetman(ヘットマン)プレミアムルブリカン・システムは、ピストンなどのとてもデリケートな動きの潤滑と楽器の保護を目的として特別設計された管楽器専用オイルで、防錆効果はもちろん、従来の石油系オイルの弱点であるゴム・プラステック等の劣化防止に抜群の効果を発揮し、より良いコンディションを長期にわたって持続させることができます。
各楽器の状態に応じて3~5種類のオイルを使い分けることにより、十分な潤滑効果だけではなく、密着性の向上をはかり、サウンドの良化をも引き出すことのできる数少ないオイルシステムです。プレーヤーであり、かつて米国自動車メーカーの開発部門に所属したHetmanが2年間かけて管楽器専用オイルを開発し、楽器のそれぞれのコンディションに適したオイルを完成。あなたの楽器に最適なオイルお届け致します。各国楽器メーカーが、楽器の付属に使っています。
こちらのHetmanはどちらかというと金管奏者のほうがなじみがあるかもしれませんね!
サックス用には、16番~18番の3種類のオイルがあるそうです。私が普段使っているのは16番の一番柔らかいオイルです。(19番はコルクグリス)
16 Hetman(ヘットマン) Light key(ライト キー)オイル
ユニバーサル・ジョイントなどのデリケートな動きをサポートし、機械的な雑音を防止します。ジョイント部にプラスティックを使用したモデルにも最適です。ボールジョイント部のゴミを拭き取ってご使用下さい。
こちらのオイルの良いところは、先端が注射器のようにとても細いので、差しやすいところです。また、出す量も調整しやすいので、狙いを外すこともオイルを出しすぎることもありません。また、かなり柔らかいので、すっと部品の隙間に染み込んでくれます。
私の場合は、頻繁に調整に行きますし、油の切れどきが調整どきと思っているので、よっぽどのことがなければ自分でオイルを刺すことはありません。
でもどうしても楽器がガチャガチャして、まるでサックスが打楽器のような役目もしてしまいそうなほどノイジーな時は、幹部にちょこっとオイルをさします。
私たちリペアの素人には適量や、差すべき場所もわからないところが多いので、こちらのキーオイルはあくまで補助的なもの、と思っておいた方がいいなと思っています。困ったときのお助けアイテムですね!
まとめ
サックスのお手入れお役立ちグッズ4選をご紹介しました。この4選は、自分でできるお手入れですが、これらを使ってもどうにもならない場合は、リペアマンの腕をお借りして、良い状態にしていただきましょう✨
いい状態の楽器は、私たちの更なる上達へのきっかけを与えてくれます。
最後までお読みくださりありがとうございます。みなさまのサックス演奏のお役に立てましたらうれしいです!
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また、筆者角口圭都について、以下のリンクをご参照ください。
角口圭都HP https://keitokadoguchi.jimdofree.com/
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