アイドルを始めるきっかけ2
求人にカフェと書いてあったのに、面接受けたらまさかのメイド喫茶でした。
メイド喫茶なんて秋葉原にあるオタクが行くものって認識しかなかったですが、おもしろそう!時給もいいし!と、働く事をあっさり決意
後日、メイド喫茶で働くメンバー全員を集めてプロフィール写真を撮ることに。
集まってびっくり!みんなとっても可愛い!
細くておしゃれで髪の毛明るくてメイクも上手!学校にはいないような目立つ子ばかり!
私の場違い感…そして人見知りの私はオロオロしながら写真撮影に挑みました
プロっぽいカメラマンさんまで用意されてて気分はアイドル。笑
だがしかし
私の写真写りがめちゃくちゃ悪い!素材が良くないってことも重々承知してるけど不細工すぎる!
カメラマンさんもオーナーさんも苦笑い。他のみんなは可愛く盛れてるのに…
どれだけ撮っても不細工な写真しか撮れなかったのでみんなが帰った後1人だけ撮影することに
わたしが撮影を手間取ってる間に仲良しグループができていて呆然。人見知りで1人だけ場違いな私は話しかけてもらえることもなく…
その後解散し1人どうにかこうにかプロフィール写真を撮影し、ここで彼氏にメイド喫茶で働くことになったと打ち明けました。
すると、優しい彼氏が激怒!メイド喫茶なんてありえない!絶対に反対!と言われ、はじめての喧嘩に…
しかし
プロフィール写真まで撮ってしまい、更に高校生ではありえないほどの高時給なので絶対に譲れない私
話し合いの結果メイド喫茶で働くことになりました。
それから週に3日メイド喫茶で働きはじめました。制服はかわいいし、ジュースは飲み放題!お菓子食べ放題!ご飯までついてるなんて最高!
私はアニメとボーカロイドが好きだったのでお客さんとの話題にも特に困らず楽しんで仕事をしていました。
そう思っていたのも束の間
オーナーからお題が出されました
来月からこのメイド喫茶ではショータイムとを設けることにしたから、1人5曲歌って踊れる曲を作ること。
来月って言ってももう月の半ばだよ!?
歌って踊る?誰が?私が?5曲!?
いやいやいや!無理です!無理!歌は下手くそ、リズム感は皆無。どうやって歌って踊れと?
最初と話が違う!ボーカロイド好きだから合格って言ったよね!?と猛抗議しました
すると、ボーカロイド歌って踊る曲たくさんあるでしょ。時給これだけ出してるんだからやれよ。文句あるならやめるか?と強気でこられたので、泣く泣く覚えることに…
するとオーナーからお店の女の子とユニットを組まないか?と言われ、一人でダンスを覚えるよりもマシだとユニットを組むことになりました。
ユニットを組んだ相手の女の子は背が小さくてとっても可愛くて優しくていい匂いで同い年の女の子でした。名前はもかちゃん。
もかちゃんもダンスも歌もあまりうまくないけど愛嬌がよくて、お喋りが上手でお店で人気な女の子でした。
それから二人で猛練習!
なんとかショータイムを始める頃までに覚えることができ、ノルマはクリアでした。
お店でのショータイムは盛り上がり、私ともかちゃんのユニットでの歌とダンスはゆるくて癒されると言ってお店に通ってくれるお客さんも現れはじめました。
そんな頃、オーナーが勝手に私ともかちゃんのユニットを地下アイドルのライブに申し込んでライブに出ることも決まりました。
またここで彼氏が激怒。お客さんに愛想振りまくのも嫌なのに、ライブに出るなんてありえない!お願いだからそれだけはやめてと泣きながらお願いされました。
でも出なかったらまたオーナーに文句言われそうだし、辞めさせられそうだし…ライブ見に来ていいから!と、なんとか彼氏を説得してライブに出ることになりました。
次に続きます
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