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【第8回】企業の成長可能性に関する説明資料を読もう ~Chatwork株式会社~

こんにちは。株式会社ホロックスの社長、鷲尾です。

今回は、日本国内で利用者数No.1のビジネスチャット『Chatwork』を展開する企業、株式会社Chatworkの成長可能性に関する説明資料について解説していきます。

株式会社Chatworkは2004年11月に設立後、ESET社提供のセキュリティ対策ソフトウェア『ESET』の代理店販売事業などを経て、2011年3月に『Chatwork』をリリース、そこから大きく成長を遂げ、2019年9月に東証マザーズにIPOしています。

Chatwork株式会社について

Chatwork株式会社は、ビジネスチャット『Chatwork』を中心に事業を展開する企業です。

『Chatwork』に特徴として、社外との接続を容易にするオープン・プラットフォーム型のアーキテクチャーを採用している点が挙げられます。

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画像出展:Chatwork株式会社 成長可能性に関する説明資料

今までのビジネスチャットはクローズド・グループウェア型が主流であり、社内用と社外用で複数のIDを保有する必要があり、それらを別々に管理する必要があるなど、一定のオペレーション負荷がかかってしまっていました。

それに対してオープン・プラットフォーム型のビジネスチャット社内と社外において単一のIDで接続されるため、今までより簡単に利用可能となっています。

またそれ以外にも、『Chatwork』の特徴としてすべてのビジネスパーソンがターゲットに含まれる点が挙げられます。

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画像出展:Chatwork株式会社 成長可能性に関する説明資料

今までのビジネスチャットはエンジニアとそれに関わる業務を行っている人など、対象となるセグメントが限定的であったの対し、『Chatwork』においてはオープン化することで幅広くすべてのビジネスパーソンが対象となっています。

Chatwork株式会社の強み

Chatwork株式会社の強みとして挙げられるのは、既存顧客からの支持の厚さです。

売上高の年次コホートを見ると、それぞれのセグメントでしっかりとネガティブチャーンを実現、既存顧客企業の規模の拡大や業務プロセスの変化に沿ってしっかりとアップセル・クロスセルによる顧客単価の上昇が成し遂げられているようです。

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画像出展:Chatwork株式会社 成長可能性に関する説明資料

これは既存顧客からの支持の厚さを示すものでもあり、チャーンレートなどは公表されていませんが、しっかりとスイッチングコストによる顧客の囲い込みがなされているようです。

Chatwork株式会社の今後

Chatwork株式会社は今後の成長戦略の柱として、”販売チャネルの強化と業種展開の拡大”・”プロダクト価値向上の追求”・”プラットフォームビジネスの展開”の3つを掲げており、それらの実現によって、有料ユーザー数の拡大×ARPUの向上による収益の増加を目指します

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画像出展:Chatwork株式会社 成長可能性に関する説明資料

製造・小売・医療といった業態にさらにリーチすることによる業種展開を進めて行きます。

また、機能開発の推進と適切なプライシングによってプロダクト価値向上の追求を行っていく他、既存顧客のニーズに沿った新たなサービスの提供やデータの活用によって、プラットフォーム化を推し進めていくようです。

まとめ

・『Chatwork』は、社外との接続を容易にするオープン・プラットフォーム型のアーキテクチャーを採用している

・既存のビジネスチャットはエンジニアとそれに関わる業務を行っている人など、対象となるセグメントが限定的であったの対し、『Chatwork』においてはオープン化することで幅広くすべてのビジネスパーソンが対象となっている

・既存顧客からの支持の厚さによる安定した収益性

・今後の成長戦略の柱として、”販売チャネルの強化と業種展開の拡大”・”プロダクト価値向上の追求”・”プラットフォームビジネスの展開”の3つを掲げており、それらの実現によって、有料ユーザー数の拡大×ARPUの向上による収益の増加を目指している

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