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失敗し続けて気づいた、会社の全てに社長が関わるべき理由

お久しぶりです。

株式会社ホロックス、代表の鷲尾です。

幸運にも、我が社はまだ全く成功していないにも関わらず、とても良いメンバーに恵まれています。

しかし、いくらメンバーが優秀だからといって、一つの分野でも全て社長が人任せにしてしまうと会社が回らなくなってしまうということを、これまでの失敗から学びました。

本稿では、その失敗からの学びを文字で皆様に共有することで私自身の気を引き締めるとともに、少しでもこれから挑戦する方々の参考になればと思っています。

事業やタスクに対するメンバーの理解が正確になる

スタートアップにおいては、全ての業務につながる根本的な方向性の策定は、社長自身が行います。

しかしその方向性に基づく各タスクの実行を、完全に他の人に委ねてしまうと、細かな理解の差が積み重なってしまい、結果方向性から大きくズレたプロダクトが完成してしまいます。

いくら方向性をうまく示せたとしても、時間とともにその方向性の捉え方や実現イメージには差が産まれてしまい、特に開発などの分野では修正することが難しくなってしまいます。

しかし、全ての分野に対して、社長が常にしっかりと関わっていると、方向性に対する理解の差を埋める作業がコンスタントに発生するので、細かな修正を適宜挟むのみで済みます。

そうすることで、チームの負担も大きく抑えることができるのではと、私は考えています。

他のメンバーに無茶振りをしなくなる

完全にメンバー任せの分野ができてしまうと、その分野に関わっているメンバーのタスクに関する理解が不足してしまいます。

結果、難しいタスクを簡単と履き違えて、無理なタスクの割り振りをしてしまったり、締め切りを必要以上に短くしてしまうなどといった、傲慢な指示が発生してしまうことが、過去にありました。

一方で、会社の全てに関わるようになると、必然的に全てのメンバーの業務に目を通すことになります。

そこから、全てのメンバーの工数の詰まり具合や、メンバーそれぞれが感じているタスクへの負担の度合いを正確に把握できるようになります。

なので、メンバーぞれぞれが許容できる範囲で適切にタスクを割り振ることに繋がり、社内の生産性も安定します。

社長自身の気が引き締まる

全てのメンバーのタスクに関与していると、様々な連絡に対して即レスする必要が発生します。

即レスしなければ、確認待ちや回答待ちで業務が止まってしまい。社内全体で時間を有効活用できなくなってしまいます。

また、多く発生する連絡事項を一つでも間違えてしまうと、大きなミスにつながることも多々あります。

なので、仕事に触れている時間が大幅に増える他、普段から緊張状態を維持できるので、自身の仕事の生産性も向上します。

チームの士気を維持できる

社長が何をしているのかわからないことは、シードステージのような小さいスケールの組織では良くないと思います。

ただでさえマンパワーが不足しており、限られた時間のなかでハードワークを行なっているメンバーは、社長が何をしているかわからないと、「あいつ、仕事してないんじゃね?」と疑心暗鬼になります。

しかし、全ての業務に全力で関わり、常に即レスを心がけることで、社長自身が努力していることが他のメンバーにも伝わり、結果信頼に繋げることができます。

特に小さな組織では、社長自身が信頼されて初めて、チームの士気を維持することができると私は考えています。

社長自身の頭の中が整理される

私は、プロダクト開発、デザインに関して他のメンバーにタスクをお願いする時は、Figmaを使って、自分自身でそのプロダクトのフレームを事前に作成しています。

そうすることで、タスクの振り方がより正確になるだけでなく、自分自身のプロダクトに関する思案が整理され、結果より良い構想につながると、近頃感じています。

また、それ以外にも全てのタスクに社長が関わることで、近視眼にならず、自分のプロダクトを多彩な視点から観察できるよになるので、独りよがりのモノが完成する確立を下げれると考えています。

まとめ

ここまで、社長自身で全ての分野に関わるべき理由をいくつかご紹介してきました。

しかし、一番私がメリットに感じていることは、会社で起こる全てのことに対して適切に社長自身が責任を背負える点です。

他人のせいにせず、全て自分の誤ちと捉えることで、結果的に組織としての成長速度を高めていけると、近頃そう感じます。

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