探偵・癸生川凌介事件譚『死者の楽園』vol.4
この真犯人のポイントは
脅迫状を偽造した。つまり本物を知っている。
2件目では映像捜査ができた人物
香水
つまり
菊川さんが犯人です。
かっこよく決まったところで癸生川さんが登場。この犯行の裏側について語ってくれます。
実は、4年前の事故は黄味島の社長乗っ取り計画だったそうです。その実行犯が日野さんと東さんだった。その恨みによる犯行でした。
菊川さんの父はアルマゲドンの設計者だったようです。しかし、設計のせいにされて辞任。しかも告訴も裁判も会社相手ではなく個人にたいして行われたそう。
そんなこと、あるかなぁとは思いますが、これはきつい。
そんなわけで父は自ら死を選び、菊川さんは身も心もこの復讐に捧げたのです。
しかし、最後の肝心な本命である黄味島さんの殺害に失敗。
菊川さんの絶叫だけが響きました。
こうして事件は無事に解決。過去の問題も明るみに出て、シャングリラは死者の楽園と呼ばれるようになりました。
後日、癸生川探偵の事務所を訪れた生王。今回の事件をまとめていて改めて奇妙なことに気がつきます。
あまりにも事件の真相を知るタイミングや動くタイミングが一緒すぎます。まるで操られているかのよう。
その頃、癸生川さんはシャングリラに。会っていたのは久美浜さんです。
癸生川さんは久美浜さんに目的は何かを訪ねます。
菊川さんと深森さんに真相を教え、黄味島さんが火災を行おうと誘導させ、本来起きるはずの無かった事件を裏で捜査していたのは久美浜さんでした。
つまり、この殺人事件は久美浜さんによって起こされたようなものです。
それに対し、
彼女は人間の殺意を解放してあげただけといいます。そして、伊綱さんを困らせたかったとも。
罪を問うことが難しい彼女は、飽きたから次の場所に行くといって去ってしまいます。
これにて、本事件は終了。最後の締めの言葉です。
まさにこの世の中が死者の楽園かもしれませんね。
相変わらずビターな展開です。コナンよりは金田一少年の事件簿のほうが近いかな。ストーリーの重さは御神楽少女探偵団に近いものがあります。
この癸生川シリーズは丁度10作目がこの前出たようです。同じゲームを続けてやるのが苦手な人間なので、チマチマ進めながら追い付けたら良いな。
次のエピソードは名作らしいので楽しみです。
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