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探偵・癸生川凌介事件譚『仮面幻想殺人事件』vol.4

村崎さんと笠見さんが兄弟だという事実と共に真相が語られます。

お互い大人になり、笠見さんは村崎さんのもとを訪れます。しかし彼は家族が亡くなったショックから家族がいたことを忘れたいと言い、会おうとしません。

一方、兄の存在を心の支えに生きていた笠見さん。狭川さんという彼女がいることを知ると

自分も彼女になりたいと思うようになります。そして探偵を雇い、彼女の趣味やクセを取得し成りきります。

一方、本物の方はスノーマンプログラムを村崎さんに譲ります。そして最近、誰かに見られている気がして癸生川さんに調査を依頼したのでした。

だから癸生川さん、詳しかったんですね。

笠見さんは村崎さんの部屋に侵入しスノーマンプログラムを盗みます。なぜなら

本物に成りきっている彼女にとって、それは必須アイテムでした。

それほどまでに兄に依存している彼女を快く思っていない人物がいます。それこそが今回の真犯人!

それは

大家に成り済ました笠見伝次郎です!今回は大家さんが旅行でいないときを狙って起こした事件。たまたまオンラインゲームプレイ中だったため、複雑に見えた事件でした。

やがて伝次郎は発見されます。

里親として愛を注いだのに振り向いてくれない。兄がいなくなればと思い犯行に及んだようです。その際、萌奈さんに見られたため、追加で殺害したようです。大家ならマスターキーで簡単に毒など仕込めますからね。

一方、タクマクの中で伝次郎笠見さんに兄の死を報告します。

これで自分の方を見てくれる❗

そう思ったのでしょうが、兄が唯一の支えだった彼女はショックで亡くなってしまいます。

結局のところ、自分に都合のいい解釈していただけですね。

相手を思いやらずに、行動した結果、最悪な形となりました。

これにて事件は終了。

仮面にも本当に色々ありますね。通行人の大家さんはいないはずっていう一言がなければ絶対にわかりませんでした。

脚本は生王さん。このゲームは彼のゲームというテイストですね。ワトソンは小説でしたが、それがゲームに変わるんですね。

ちょっと強引なところがありますが、なかなか斬新な切り口で面白かったです。vol.2以降も出ているみたいなので、またやっていきたいです。

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