探偵・癸生川凌介事件譚『白鷺に紅の羽』vol.3
崖を登ることは難しくても回り込むことで上に行くことができました。そこには湖がありました。
浅瀬がなく、すぐに深くなる湖ですが、大きな岩があるくらいで特に気になるようなものはありません。
仕方なく病院に戻り休むことに。龍希さんに伊綱との結婚について聞いてみたものの、彼は結婚する気はなさそうです。
そんな中、大鳳院の屋敷に呼ばれます。陸辺さんから楓に婚約破棄を伊綱がするように働きかけてくれないかと持ちかけられます。誰かの養女になることで、納めたいみたいです。
その時に法律についても色々聞きます。行方不明の場合は7年、災害の場合は1年で
危篤失踪という形で死亡したものの見なすそうです。
さて、なんだか難題を与えられて門を出ると1人の女性に出会います。その女性は九宝紗綾と名乗り、伊綱に伝言を伝えてほしいと言います。
その伝言は少し奇妙でした。伊綱に対して伊綱が来たと伝えてと言います。
その後、涼二に会うと伊綱の意味を教えてくれます。
希に生まれる血を濃くついだ男性。その長女に名付けられるのが伊綱という名前だそうです。
紗綾は自分こそが伊綱だと宣言したのでしょうか。
そして、涼二からは癌であることを告げられます。
しかし、彼は自分の不幸にめげず、精一杯生きようとしていました。
また、彼の母は子供ができず、龍希をどこからかつれてきて養子にしたそうです。その後、涼二が産まれたそうで。龍希さんも複雑ですね。
そんなさまざまな濃い事情に疲れた楓は湖に。そこで龍希さんと出会います。そして
兼正が浮いているのを発見します。
警察が訪れ、浜田警部の事情聴衆が始まります。
そこで聞かされたのは伊綱が容疑者であることでした。
なんでも兼正といたところを見たという証言があるそうです。
ショックを浮けていると佐和子さんに出会います。佐和子さんから遺言書について教えてもらいます。
内容は伊綱に財産を相続させるというもの
そして、紗綾が伊綱の姉であり、本来の伊綱であることを知ります。産まれてすぐ若紗が連れていってしまったようです。
また、大旦那は伊綱を名前で呼ぶことはなかったそうです。その事からも真実味がありますね。そうなると遺言書の伊綱の意味が変わる可能性が高いです。
また、伊綱は家政婦との隠し子とのこと。
伊綱はおそらく聞かされたのでしょうね。この真実を。
その後色々と聞いて回っていると涼二の父である京蔵に出会います。出会い頭に知らないと言われる始末。
明らかに怪しいです。やはり涼二さんの言うように真実を知っていそうです。
駅にいくと、駅員から変な人が来たという話を聞きます。
変な人といえば彼しかいません。そろそろクライマックスは近そうです。
湖に戻ると紗綾と龍希が話をしています。どうやらやらなくてはならない事があるみたいですね。
そして龍希は楓が気になるようです。紗綾が去った後に龍希に会うと、彼からは初めて会った気がしないと言われます。
彼とも別れ、下にいくと伊綱がいました。
しかしそこには紗綾の無惨な姿があったのでした。
いよいよクライマックスかと思いきや、2人目の被害者が!
伊綱さんは本当に重たい過去を持ってたんですね。
癸生川の登場が待ち遠しいです。