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アガサ・クリスティ作 『ABC殺人事件』vol.4

警部に連絡した後、持ち帰った燃えた書類の復元を行います。内容はカルテで、すべてこの連続殺人事件の被害者のものでした。

ここで、警部から犯人らしき人物をドンカスターで捕まえたと一報がポアロのもとに入ります。捕まえたのはアレグザンダー・ボナパート・カスト。ABCの頭文字です。

▲アレグザンダー・ボナパート・カストの下宿先

早速、ポアロはアレグザンダーの下宿先を訪れて確認します。そこには犯行予告で使われたタイプライターなどがありました。一方で、事件の新聞はチャーストンからしかありません。連続殺人犯としては不自然です。

調べ終わり、下におりるとジャップ警部がいました。不審点を説明すると耳を傾けてくれません。

仕方なく本人に確認してみることに。

▲不審な指示書

本人は戦争での後遺症により、時々記憶がなくなるようです。そのため、やったかどうか判断できない状態でした。そして、激しい咳により、吐血してしまうようです。

彼は今の職場に就職すると、手紙の指示書にしたがって動いたそうです。タイプライターも会社から支給されたそう。

しかしながら会社は彼を知らないと言います。これはキナ臭くなってきました。

▲犯人ではないと断言

ポアロは彼は犯人像と異なることを警部に報告します。

さて、いよいよクライマックス。

▲全員を集めるポアロ

関係者全員を呼び出します。

ポアロは犯行予告は偽装であり、住所間違いもわざとであったと語ります。そして、犯人はアレグザンダーを誘導して彼に疑惑が向くように仕向けました。

つまり第3の犯行こそが本命であり、他は偽装であったのです。

▲犯人を伝える

そうなると第3の犯行により得した人物となります。クラークさんです。彼は必死に言い逃れしますが

▲ソーラの裏切り?

ソーラ・グレイからドンドンと情報を言われてしまいます。追い詰められ、自殺しようとするも失敗。

▲先手を打つポアロ

結局、悪いことはできず

▲ついに捕まる

警察に連行され、こうして連続殺人は幕をおろしたのでした。

最後は後日談。

  • ソーラ・グレイは玉の輿に失敗。失意でイングランドを去った。

  • ドナルドはミーガンと結婚する。ミーガン完全勝利。

  • メアリはレディ・クラークの元でいなくなったソーラ・グレイの変わりに働き始めた。そしてレディ・クラークは回復していった。ソーラ……。

  • ABカストは今回の事件を出版社に売り込み巨万の富を得る。

▲ポアロの助言

なんだかんだで、それぞれの道を進んでいるようです。

▲エンディングはループ

ということで、ゲームは終了!

あまりにも有名なアガサ・クリスティの著書を元にしたゲームでしたがストーリーは少し違うくらいでした。謎解きというよりはひたすらパズルを解くゲームでした。この辺は原作あるし難しいところ。

グラフィックはとてもキレイで紙芝居ではないのも良かったです。ポアロのゲームは他にも出しているみたいなので、それもやってみたいですね。

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