緊急事態宣言下の心臓外科の一日〜医療現場が求めるもの〜
みなさんはどんな1日をお過ごしでしょうか。
テレワークが進み出社していない方も多いのではないでしょうか。
緊急事態宣言がでている今、医療現場の我々はいつもと同じように通い、いつもと同じように働いています。
リスクのある公共機関のバスや電車も使っています。
補助金は病院にいくばかりで医療従事者にはきません。
女子医大ではボーナスが削られるどころか、コロナになったらその間の賃金の支払いはしないと。
こんなに働いているのになぜでしょう?
政府、医療機関は医療従事者に厳しい
医療従事者の自己犠牲のものでいまの制度がなりたっている。
人依存の体制はしっかり見直しが必要。
さておき、いまどんな生活をしているか
一例ですが、
朝5時45分起床。
コーヒーを飲み朝ごはんを食べ6時半には出社。
公共機関を利用しています。
着くとカルテを開き、一晩の経過を確認。
その後回診、カンファレンスとなり
9時近くなると手術になります。
手術が終わると夕方。
その間ご飯、飲水、トイレはもちろんできません。
夕方になるとカルテを確認。手術中に起きたことを把握します。
そして回診、カンファレンス。
これでだいたい18時くらい。
残り仕事があればその後。
当直であればそのまま泊まり術後管理。
そして翌日の仕事に備える。
なんら変わらない日常。
朝夜はサービス残業です。お金はでません。
コロナで1番の問題は罹患者数ではなく医療機関のクラスターではないかと思う。
これが起こると全ての機能が停止し、通常の患者の受け入れが全て出来なくなる。
PCRの回数が数倍から数十倍に増え医療費が嵩む。
ここに国はお金をかけてもらいたい。
医療従事者はさまざまな病院に課せられた制約の中で生きていて狭い思いをしています。
医療機関のクラスター防ぐための政策が1番望まれるのではないでしょうか?
以上現場からでした。
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