いわきFCサポーターばかりではなく他クラブのサポーターさんやマスコット界隈にも多くのファンを作ってきたハーマー&ドリー。誕生から2年が経ち、地域の光となるべくロイヤリティフリーという、いちクラブのマスコットにとらわれない動きもスタートする中、ハマドリの誕生からこれまで発表されてきた様々な動画振り返り「試合のついでに」ハマドリの聖地を巡礼していただき、地域を知るきっかけにしていただけたら嬉しいなぁ…というNote
現時点でハマドリの公式動画は「謎の卵を孵化させろ」「ハーマー&ドリー」「浜の光の届く場所」 の3シリーズが公開されています。 「謎の卵を孵化させろ」 はハマドリ誕生までの物語。「ハーマー&ドリー」 は"マスコット総選挙への道"や"密着シリーズ""背番号決定"など。現時点で最新作となる「浜の光の届く場所」 はホームタウンを巡るハマドリの姿を通して、ロイヤリティフリーに至るクラブの思いを表しています。これらに映し出された場所を調べてみたい、と思います。
注意点 1.いわき市は大きい。双葉郡を入れるとさらにでかい。いわき市だけで東京23区の約2倍の面積があるので、複数箇所を巡る場合、車での移動が必須となるかと思われます。 2.場所によっては駐車場がありません。路上駐車を中心とする違法駐車は厳禁です。
聖地へ いわき市 ・フタバスズキリュウ産出地 福島県いわき市大久町大久 ハワイアンズスタジアムいわきから車で約30分 昭和43年にフタバスズキリュウの化石が発見された場所。かつてはTOKIOのメンバーが発掘を行い、多数の化石を発掘した。タテノ氏が卵を発見した場所が、まさに発掘された付近。現在は「フタバスズキリュウ産出地」の看板や説明看板などが設置されています。
タテノ氏が卵を発見した場所 最終決戦もこの付近となる 現地にはこんな看板 同じ場所に立てます ・いわきFCパーク 福島県いわき市常磐上湯長谷町釜ノ前1−1 0246-43-2677 ハワイアンズスタジアムいわきから車で約9分 ご存知いわきFCのクラブハウス。 「謎の卵を孵化させろ」で卵が保管されている場所やハマドリが出てきた場所は事務所内にあり一般見学は不可ですが、選手が練習中に卵を雑に扱っていたいわきFCフィールドや筋トレを行っている場所、イワシミズ氏がイワキャットを描いていたテーブル設置場所等は見学・利用できます。
いわきFCパーク2階のトレーニングルーム 通称「吹き抜け」部分 ・CHEKA 福島県いわき市平田町74−1 第2藤田ビル2階 0246-38-8329 JRいわき駅より徒歩約5分 いわきサポーターが集まる店。試合前日当日にはビジターサポーターさんも集まる店。カウンター席奥から3席目にハマドリが座ったことから、現在はH&Dのシールが貼られている。ビジターサポーターさんやマスコット好きなハマドリファンが訪れ、写真を撮る姿も多く見られる。
ハマドリが座った席にはH&Dの文字が ・石河屋 福島県いわき市常磐湯本町栄田3https://www.cheerful-cafe.com/ JR湯本駅より徒歩約5分 老舗の果物屋さん。併設するチアフルカフェや運営するRootsなどでも季節の美味しい果物が食べられる。「謎の卵を孵化させろ第10話」で298円で店頭に卵が並べられていた。青果店でありながら298(にくや)円と値付けしたのはシュール。
298円で卵が買えたかもしれない ・いわき市石炭・化石館(ほるる) 福島県いわき市常磐湯本町向田3−1http://www.sekitankasekikan.or.jp/ JR湯本駅より徒歩約12分 令和4年の地震以降臨時休業していたが令和6年4月25日に再開予定 。 フタバスズキリュウ全身骨格のレプリカや化石が展示されている。「謎の卵を孵化させろ」では副館長の菜花さんによる解説が行われた。入口付近にあるクビナガリュウの模型は「もしかしたらこの模型のモデルはハマドリやハマドリの家族だったのではないか」等と思いながら見るとエモい。
国道からも見られるこの模型がめちゃくちゃ刺さる フタバスズキリュウは胎生 ・塩屋崎灯台 福島県いわき市平薄磯宿崎34https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight02/ JRいわき駅から車で約25分 「浜の光の照らす場所」episode2でハマドリが最初に訪れる場所。 映画や故・美空ひばりの曲"みだれ髪"の舞台となった「登れる」灯台。 東日本大震災時に一時その灯りは消えましたが、数カ月後に復活。灯りが照らされた瞬間は感動的でした。 ハマドリのように走ると"みだれ髪"の曲が流れるかも。
灯台を見上げるハマドリの背中 "みだれ髪"歌碑を横切るハマドリ ・海竜の里センター 福島県いわき市大久町大久柴崎https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1551251098176/index.html フタバスズキリュウ産出地から徒歩約7分令和6年3月末日で閉館 恐竜のオブジェや観覧車などがあり、一時は多くの家族連れなどで賑わっていたものの遊具老朽化、利用者数減少などに伴い令和6年3月いっぱいで閉鎖となりました。今後の利活用方法が注目されます。 が、それにしても怖い顔と言われ続けてきたクビナガリュウにハマドリが戯れる姿は胸を打ちます。
久しぶりに会えたんでしょうか ハマドリの姿にうるっときますね 広野町 ・夕筋踏切 福島県双葉郡広野町夕筋 なかなか行きにくい。 イメージとしては6国折木のローソンを入り、1つ目の交差点をUというかVターンした先あたり。金澤裕子さんも描いていたけど、海が見える踏切・浜通りのフォトスポットとして知られています。朝日もいいし、夕映えの時間帯も綺麗。大林宣彦チックな懐かしさを感じられる場所。やや危険なのと、周辺の道路が狭いので路駐厳禁スポットです。
ノスタルジックな風景を楽しめます 金澤さんのポストカードはこちらから購入できます。
・広野文化交流施設ひろの未来館 福島県双葉郡広野町下浅見川築地73-1https://www.town.hirono.fukushima.jp/kankousports/bunka/1003725/1003727.html 双葉郡広野町役場斜め向かい、フタバスズキリュウ産出地から車で約10分 旧広野幼稚園を改築した文化交流施設。 埋蔵文化財や化石の展示が行われているほか、童謡"とんぼのめがね"に関する資料等も展示しています。ハマドリが恐竜の絵の前で戯けていますが、この地域では動画にも出ていたハドロサウルス類のヒロノリュウのほか、ティラノサウルス類のフタバリュウも発掘されています。フタバスズキリュウ産出地から車で15分くらいですので、一緒に太古のロマンを感じても手はいかがでしょうか。屋上にはテラスもあります。
ティラノサウルスの真似をするハマドリ 楢葉町 ・みるーる天神 福島県双葉郡楢葉町北田天神原1番地https://www.town.naraha.lg.jp/kanko/highlights/006418.html 天神岬スポーツ公園内 津波防災対策ビューポイントです。天神岬スポーツ公園内にあり、楢葉町の中でも津波被害を受けた地区を眼下に見下ろす高台となります。天神岬スポーツ公園はキャンプ場としても人気の高い場所で、海を見下ろしながら広々とした空間でキャンプを楽しむことができます。
2011年に思いを馳せてもいいかもしれません ・ウィンディランド 双葉郡楢葉町北田字上ノ原27番地の29https://naraha-tenjin.net/eat/ice 天神岬スポーツ公園内 天神岬スポーツ公園内のファニーでファンタジックな外観のあの建物。震災6年後に復活した店舗で、定番のバニラや楢葉町特産のゆずを使ったジェラートが楽しめます。ハマドリが注文していたのはバニラではないかと想像。
ハマドリ&タテノ氏が食べていた場所はウィンディランドの真横にあります ジェラートを食べながら散策もできます ・上繁岡大堤 福島県双葉郡楢葉町上繁岡https://www.tif.ne.jp/jp/entry/article.html?spot=5784 常磐自動車道広野インターチェンジより車で約20分 県道35号線(通称・山麓線)からほんのちょっと入ったことのある大きな溜池です。冬は白鳥飛来地、春は花見スポットとして賑わうとのことです(ここは行ったことがなかった…)この周辺は、本当に空が開けていて景色が素晴らしいです。
冬は白鳥、春はサクラ 今回はいわき市、広野町、楢葉町の聖地をざっくり調べたり、実際に行った時のことを思い出しながら書いてみました。 いわき市に在住している自分ですが、知らないこと、行ったことのない場所もありました。何気ない場所、風景かもしれませんが、東日本大震災・原子力発電所事故という災禍があって、その復活の為に様々な人々が努力し、故郷を離れた人々の思い出の場所として心の中にあるであろう場所が多い気がします。 最新動画「浜の光の届く場所」でハマドリが旅したように、ハマドリを愛する多くの人がその場所を訪ねることで、地域を知る契機になってくれたら…という思いを、自分は動画から感じました。 ハーマーとドリーが東京ドロンパと共演した「マスコット総選挙への道 Episode.9」のサブタイトルにあった「Everyone is Special to Someone」と同じように「Everyplace is Special to Someone 」なのです。
次回Part.2は今週末アップ予定です。富岡町、川内村、葛尾村、浪江町、大熊町、双葉町編となります。