緊急事態宣言解除
緊急事態宣言解除
約1ヶ月半続いた日本初の「緊急事態宣言」が解除された。
この間、多くの国民が外出自粛やキープディスタンス、公衆衛生に協力するなどしながら1日も早い事態の収束を待ち望んでいた。現在の状況は「終息」とは言えないまでも、一定の「収束」を達成したと言える。
一方で当面の間、マスクは外せないだろうし、アルコール消毒液が店頭から消えることはないだろう。しかしこれも、ワクチンや特効薬が完成するまでの「新型コロナウイルスと共生」していく期間にあっては致し方ない。今後しばらくは充分に気をつけながら生活する日々が続くが、それでも知恵を絞りながら出来得る限りの日常生活を送っていくことが大切だと考える。
プロスポーツの緩和状況
緊急事態宣言解除に併せ、国はスポーツイベントについて一定の指針を発表した。プロ野球は6月19日からの開幕が決定したが、しばらくは無観客となる。その後、7月10日から5000人または上限の50%(の人数が少ない方)が適用され、8月1日からを目途に50%に移行する。
30,000人収容のスタジアムであれば、7月10日からは5,000人と50%(15,000人)を比較して、人数の少ない5,000人が適用され、8月1日以降は制限なし30,000人と50%(15,000人)を比較して人数の少ない15,000人が適用されることとなる。当然、新型コロナウイルスの感染状況によっては各ステップの移行スケジュールは大幅にズレることも大いに有り得る。引き続き、愛するスポーツを観るためにも、大事な人を守るためにも引き続き注意をし続けることが必要だ。
JFLの大会方式
いわきFCが所属するJFLについても、同様の措置が取られると思われる。
JFLが4月15日に発表した「第22回日本フットボールリーグ日程及び大会方式の変更のお知らせ」によれば、今シーズンは後半戦(第16節~第30節)までの16試合で実施される。ホームとアウェイの試合数が平等にならないことから、地域リーグへの降格はなしとなる。一方で昇格条件については、いまだ発表になっていない。自分としては「1試合平均2000人」という条件は、非常に困難ながらも、クリア出来ない数字ではないと考えている。いわきグリーンフィールド(収容5,600人)を使った場合は2,800人、Jヴィレスタジアム(収容5,010人)を使った場合は2,505人が50%の上限人数となる。限りなく満員に近い集客をしなければ達成出来ない数値ということになるが、それ以上に訪れるであろう来場者をどうするかに頭を悩ませる―そんな状況となることを、願って止まない。
サッカーを観られる日常が戻ってくる、ということ
誤解されないように書いておくと、自分は「昇格・降格」を余り考えていない。むしろ「昇格・降格をあまり気にしない」という気持ちは強くなっている。新型コロナウイルスという全世界的な災厄の中、自分たちの愛するクラブが無事存続していて、リーグが再開出来るかもしりないという状況になり、人数制限はあるにせよ実際にスタジアムで試合が観られる。これ以上、何を求めるものがあるだろう。出来るかぎり多くの人に声をかけて、スタジアムに訪れてほしい。けれどそれは、昇格要件を達成したいからではなく、1人でも多くの人々にいわきFCの試合を観て、興奮してほしいという思いだけなのだ。その結果、大勢の人たちが望めば自然に昇格出来ているだろう。というかそんなことはどうでもいいのだ。今年は、目の前でサッカーをスポーツを観られる日常が、いかにかけがえのないものであるかを再認識する年にしたい。全力で楽しみながら、かけがえのない日常を来年、再来年、その先に継いでいくための大切な年としたいのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?