Web広告運用での評価指標の比較
ここではWeb広告を効果的に運用する為に必要な成果指標として挙げられるモノを「インプレッション数」を中心にその他の関連指標と比較して紹介します。
インプレッション数とは
インプレッション数とは、ウェブサイトやSNSなどで、広告やコンテンツが表示された回数のことを言います。
例えば、あなたがスマートフォンでインターネットを見ていると、画面に広告が表示されることがありますよね? その広告が表示された回数がインプレッション数です。
ウェブサイトやSNSの場合、インプレッション数はアクセス数とは異なり、単一のユーザーが複数回表示をされた場合にもカウントされます。
インプレッション数は次のような方法で計算されます。
たとえば、ある広告が1日に5回表示された場合、その日のインプレッション数は5になります。
また、あなたのブログ記事が1日に100回表示された場合、その日のインプレッション数は100になります。
また、あなたが自分のブログを書いている場合、そのブログ記事が表示された回数もインプレッション数となります。
インプレッション数は、ウェブサイトやSNSのアナリティクスツールで確認できることがあります。
アナリティクスツールによっては、日次や週次、月次など、様々な期間でのインプレッション数を確認することができます。
インプレッション数と関連ある他の用語
以下にインプレッション数と似たWeb用語である「リーチ」「フリークエンシー」「PV(ページビュー)」「エンゲージメント」「CTR(クリック率)」「CVR(成約率)」について、それぞれ簡単な説明をしていきます。
リーチ(reach)
「リーチ(reach)」は、ある広告やコンテンツが表示された人数を表す指標です。
つまり、広告やコンテンツが何人の人々に見られたかを測るもので、インプレッション数とは異なり、広告が何回表示されたかではなく、表示をされた人数を数値化します。
フリークエンシー(frequency)
「フリークエンシー(frequency)」は、広告やコンテンツが1人あたりに何回表示されたかを表す指標です。
つまり、ある広告が表示された回数をリーチで割ったもので、同じ人に何度も広告を見せる「リピート」が多い広告かどうかを知ることができます。
PV(ページビュー)
「PV(page view)」は、ウェブページの閲覧数を表す指標です。つまり、あるウェブページが閲覧された回数を数値化したもので、リロードなどのページの再読み込みを含みます
エンゲージメント(engagement)
「エンゲージメント(engagement)」は、SNSなどで広告やコンテンツに対する反応や関与度を示す指標です。
つまり、いいねやシェア、コメント、フォローなど、ユーザーがどの程度コンテンツに関与しているかを測ることができます。
CTR(クリック率)
「CTR(click-through rate)」は、ある広告やリンクをクリックして移動したユーザー数を広告やリンクが表示された回数で割った割合を表す指標です。
つまり、広告を見た人がどれだけ実際に広告に興味を持ち、広告をクリックして商品やサービスのページに移動したかを表します。
CVR(成約率)
「CVR(conversion rate)」は、ある目標(購入、登録、お問い合わせなど)を達成したユーザー数を広告がクリックされた回数で割った割合を表す指標です。
つまり、CTRが広告のクリック数を計測するのに対し、CVRは広告をクリックしたユーザーが最終的な目的(購入や申し込みなど)を達成した割合を表します。
CVRは、広告をクリックしたユーザーが実際にコンバージョン(目標達成)を達成するまでの過程で、どのようなユーザー体験が提供されているかを把握するために重要な指標です。
これらのWeb用語は、広告やコンテンツの効果を測定するためによく使用されます。それぞれの指標によって、広告やコンテンツの配信や改善ポイントを特定することができます。例えば、リーチが十分にあっても、フリークエンシーが高すぎるとユーザーの疲れを招き、効果的な広告配信にはならないなど、それぞれの指標を正しく理解し、最適なバランスを見つけることが大切です。