グッと来る曲「かつて天才だった俺たちへ」
僕はパーソナル Co-Activeコーチ、ラグビーコーチ、企業人事として、人の成長について日々探求しています。
今回は、大好きなCreepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」について、僕なりのグッと来るポイントを紹介していきたいと思います。
頭が悪いとか思わなけりゃ
きっとフェルマーの定理さえ解けた
生まれてきた子供たちはみんな「万能感」を持っていると言われています。自分もそうでした。何でも出来る気がしたし、将来は何にでもなれる気がしていた。
ところがリアルな生活の中で、人より速く走れなかったり、覚えが悪かったり、不器用だったりするのを経験して、
「あれ?俺ってもしかして普通の人間かも」とか
「どちらかと言えばダメな方かも」と思ったりする。
そして「自分は普通なんだから、あまり高望みするべきではない」という考えを持つようになる。その方が楽だから。
「どうせ望んだ結果は得られないのだから、努力しない方がよい」というのを学習性無力感といいます。
さらには「それは自分が望む程の価値はない」という認知さえも作っていく。これは認知的不協和と呼ばれています。
勝手に人は経験から学習します。
勝手に人は経験から自分や世界に関する認知を作ります。
自分がどんな認知を持っているか、人は無自覚です。
自分が持っている認知が、自分の選択にどのような影響を与えるか、人は無自覚です。
俺はキャンパスかなり薄汚れた
だけどワンチャンスまだ余白はあるさ
そんな自分に慣れていった生活の中にでも、ときに訪れる違和感。
「本当にこれが自分の人生なんだろうか」
「もっと自分はできることがあるんじゃないだろうか」
そのような違和感を感じることが、きっとあると思います。
仕事で疲れ果ててベッドに入るとき。
一人でレモンサワーを飲みながら動画を見ているとき。
帰り道の電車の中、コンビニの中。
でもこの違和感や閉塞感、虚無感をもとにして人生を変える行動を取るのは並大抵ではありません。「どうせ望んだ結果は得られないのだから、努力しない方がよい」という学習性無力感が首をもたげてくるからです。
何か変えたい衝動がココロの奥で疼いても、「どうせお前にはムリ」という囁きによってその場に抑留されてしまう。この声のことをサボタージュと呼びます。人間のココロは本能的な生存欲求を強力に働かせ、世界の危険から傷つかないように、エネルギーを効率的に温存するように、必死に訴えかけてくるのです。
人によっては、肉親や近しい人の死、自分自身の生死に関わるような体験をきっかけに、自分の人生を変えていく場合もあります。
けれど多くは、サボタージュによってその場に抑留され、「つつがなく」「無難で」「分相応」な人生を生きてしまう。
お前は未だに広がり続ける銀河
孫の代までずっとフレッシュマン
粗探しが得意なお国柄
シカトでかまそうぜ金輪際
多くの人が、周りからの評価を耳を立て、必死でレールに沿って走っているのではないでしょうか。自分がレールの上にいることにも気づかずに。
そこに楔を打ち込んでいく
ずっと青くさいフレッシュマンでいる、
「そんなの変じゃない?」「意味あるの?」「食っていけるの?」
そんな周りの声や自分の声をシカトでかます。
自分で作ってしまった認知の枠組みを乗り越えて、
周囲の評価や他との比較を手放して、
自分の価値観に共鳴する方に向かって行動を選択する、
このようなチャレンジに力強いパワーを与えてくれる曲です。
「時が来たらかませ」
苦手だとか 怖いとか 気付かなければ
俺だってボールと友達になれた
頭が悪いとか 思わなけりゃ
きっとフェルマーの定理すら解けた
すれ違ったマサヤに笑われなけりゃ
ずっとコマつきのチャリをこいでた
力が弱いとか 鈍臭いとか 知らなきゃ
俺が地球を守ってた
破り捨てたあの落書きや
似合わないと言われた髪型
うろ覚えの下手くそな歌が
世界を変えたかも…
かつて天才だった俺たちへ
神童だった貴方へ
似たような形に整えられて
見る影も無い
いまだかつて
ないほど入り組んだway
悩めるだけ悩め
時が来たらかませ
風まかせ
どっちみちいばらのway
俺らは大器晩成
時が来たらかませ
I wanna be a 勝者
I wanna be a 強者
まだ見ぬ高みへ駆け込み乗車
花火のような
運命だろうが
我が身果てるまでやりきれそう ya
生まれてこの方
一体いくつ分岐点を見過ごして来たんだろうか?
墓場に入るまで
後一体いくつ可能性の芽を摘んでしまうんだろうか?
稀代のうつけ者 or 天下人
Or 今まだ醜いアヒルの子
ほらどう そうご指導ご鞭撻の程
渡る世間の洗礼を浴びるとこ
俺はキャンパスかなり薄汚れた
だけどワンチャンスまだ余白はあるさ
ちゃっかり目立ったり劣ったり
この隔たりよ永遠に
かつて天才だった俺たちへ
神童だった貴方へ
何だってなれたanother way
まだ諦めちゃいない
いまだかつて
ないほど入り組んだway
悩めるだけ悩め
時が来たらかませ
風まかせ
どっちみちいばらのway
俺らは大器晩成
時が来たらかませ
I wanna be a 勝者
I wanna be a 強者
まだ見ぬ高みへ駆け込み乗車
花火のような
運命だろうが
我が身果てるまでやりきれそう ya
お前は未だに広がり続ける銀河
孫の代までずっとフレッシュマン
粗探しが得意なお国柄
シカトでかまそうぜ金輪際
俺も未だに広がり続ける銀河
今際の際までずっとフレッシュマン
くたばり損ねた冥土からcome back
草葉の陰からゴンフィンガー
無傷のまんまじゃ居られない
変わり続けていく多面体
その物差しじゃ測れない測らせる気も無い
かつて天才だった俺たちへ
神童だった貴方へ
まだ見ぬ明日へ羽ばたけ行くぞ12345
いまだかつて
ないほど入り組んだway
悩めるだけ悩め
時が来たらかませ
風まかせ
どっちみちいばらのway
俺らは大器晩成
時が来たらかませ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/creepy-nuts/katsute-tensai-datta-oretachi-e/