大阪育ち道産子の知らんけど・・734「全部終わったから話す会」
聴いてきた。
お馴染みアロマ使いの魔女っ子、敬子ちゃん。
肺がんの親父さんを看取ったとのこと、
タイトルの会を開催することに。
亡くなった親父さんの感情に入ってしまって、
本人の感覚を想像してしまって、
諸々に想像が膨らんでしまって、
ずいぶん心が動いたなぁ。
刺さった3点を。
1.お迎え現象
親父さんの最期の日、吹き抜けの空間とは言え、
1Fから2Fの距離を越えて
「どこにも行けないね」
と、ハッキリとした声・口調で、
親父さんの声が聴こえてきたんやて。
亡くなる本人が死の間際に、発信するらしい。
そういうのをお迎え現象と言い、
敬子ちゃんはソレを体験した。
「もっと(見舞いに)来てよ」
「もっと(長い時間)居ってよ」
中2の春、毎回さっさと病室を去ろうとするオレに、
母ちゃんは言った。
遊びに行きたいだけやったけど、
テキトーな噓をついてその場を去った。
その日の深夜、母ちゃんは意識を失い、
そのまま死んだ。
お迎え現象では無いやろうけど、
最期の会話ってだけやけど、
つい、思い出して母ちゃんの写真に目をやる。
何も言わん。
2.嫌いと自覚しながら
優しくできるもんなんや…。
訊ねてもハッキリ言わず、
リクエストもされず、
ただ残されて、果ては腐る介護食。
嚥下食といって作る手間が相当掛かるらしい。
モヤモヤを抱える敬子ちゃんを前に、
親父さんはなんと病院の先生に
「メシが不味くて食えない」
などと、宣ったらしくキレた敬子ちゃんww。
その時
「私、お父さん嫌いだわ」
と、ハッキリ自覚したらしい。
で、スッキリした気持ちで
その後の介護に臨めたんやて。
うーん、オレ、そんな風にできるやろか…?
とある理由で嫌いな叔母(母の姉)の手術に
立ち会った時を思い出す。
麻酔がなかなか覚めない叔母。
所定の時間を過ぎても意識が戻らない。
医者も看護士も
「コレはひょっとするとマズいかも」
と、一旦戻ってきた病室から、再度処置室へ。
呼吸だけする叔母の手をずっと握ってた。
姉は恐いらしく、遠くから見てた。
うーん、優しくしてしまうかも。
ソレ(嫌い)とコレ(大事)は別、か。
3.男性性と女性性
敬子ちゃん曰く、今回の件で突き付けられたのは、
自身のヘボい「男性性」らしい。
ソレはイケてる「女性性」の裏返しでは無いのか?
と訊いてみたが、そうじゃ無さそう。
軽く話してくれたけど、
わかるようなわからんような…。
う~ん、興味深い。
ぼんやりとでも理解したいなぁ。
そのうち教えてもらおう。
☆彡 さー、ナニしよ‼️
体験・経験された生の声はイイですね。
なんせ、真実中の真実ですからね、
スッと伝わってきます。
伝わりやすい話の神髄、わかりますね。
体験が
経験こそが
知らんけど
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