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大阪育ち道産子の知らんけど・・546「お呼ばれの心得」

「オレもオレも!」

一瞬、場が凍り付いたのを感じた。
いや感じられないワケはなかった。
浮いている。確実に。
白けている。完全に。

友人宅でオレを含めた4人で遊んでいた。

その家の子、スエッチャンと、
ミッチャンとマエダくんとオレ。
少年野球のチームメイトだった。

暗くなってきて、そろそろ帰るか、
という場面で、珍しく早く帰って来た
スエッチャンの父ちゃんが
「マエダくん、この後一緒に王将行かへんか。
あぁ、お家のコトやったら気にせんでええ。
ウチの母ちゃんから電話させるから。
シュウジが、いつも良うしてもろてるからな。
たまには、ええやろ」
と。

ミッチャンが「ほなオレ帰るわ」と靴を履く。
「ん、また遊んだってや、気ぃ付けて」と、
父ちゃん。

スエッチャン家とマエダくん家。
何らかのご家族同士の付き合いが
あったっぽい。
会話の流れからも、
ミッチャンが帰る様子からも、
およそわかるシチュエーション。

オレはお呼びではない。

物心なんてとうに付いてる小学校6年生。
そんなオレが咄嗟に発したコトバが
「オレもオレも!」
だった。

親父さんが怪訝そうに言う。
「ん? ええ? オレも?
って、王将にか?
いや、そら、構わんけど、
家は大丈夫なんか?」
被せ気味に
「大丈夫!」
と言い放つオレ。

だいじょばないのだが。

スエッチャンの母ちゃんが
「わかった。せやけど、
一応、お母さんに訊いといで。
で、ホンマにイイんなら
マエダくん家で待っとき」
と。
「わかった!」
ダッシュで家に帰る。
「王将に誘われたから行ってくる」
「ホンマに? なんで?」
「わからん。マエダくんも行くんやて」
「そんなんアンタ、なんでやのん…」
「わからんて! 急ぐからもう行くで!」

捏造が過ぎるんちゃうかな。

結果、マエダくんから経緯を聞いたであろう、
マエダくんの母ちゃんに
ナニやら窘められつつ、
友人たちの軽蔑の眼差しを感じつつ、
超絶強引に王将へ。
オヤツもたんと食べていた小学生らしく
「注文した品を残す」
という大失態付きで。

ナニしに行ったんや。

後日。

ソコから2~3年の間は、
友人父母に哀しい意味で一目置かれ、
母ちゃんには酷く怒られ、
友人には敬遠された。

アタリマエ & ソコソコなイタミを通して、
「呼ばれてないのに行ったらアカン」
ことを学んだ。

ナゼか甦った記憶から、
思い付いたの今日のテーマ。

「行きたがり」は変わらんオレσ(゚∀゚ )。
常識的な嗜みはできんオレσ(゚∀゚ )。
が、思い付きでお届けするで~。

1.呼ばれたい

なら。
呼ばれるようにならんとな。
まずは自分軸でイイから
・呼びたくなるヒト
・呼んで良かったヒト
を、考えて、実践してみよか。

2.呼ばれる価値

って、すげぇ高いと思てる。
ナンであれ、な。
仕事も遊びもコミュニティも。
呼んでくれるヒトは、
ナンらかの価値を感じてくれてるハズ。
ありがたいよなぁ。

3.お呼びでない

場所にイケるか。
イレギュラーバージョン、やな。
呼ばれてないのに行きたい、
オレみたいなヒト。
小6のオレはどうしてたら良かったやろ。

1.行きたい! と言う
⇒ まず言わんと、な
2.羨ましがる
⇒ 微妙やけどナシ寄りのアリ、になるかも
3.サッと引く
⇒ 宣言しても反応がイマイチなら、な

ちょっとムズいけど、
素直にアピール、が大事。


☆彡 さー、ナニしよ‼️

私は
「ひっぱりダコ」
が、嬉しいです。
そうなれるように、在りたいです。
楽しそうにしておきます。
やっぱり「笑顔」デスかね。

呼ばれたきゃ
呼ばれるように
知らんけど

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