マネジメントとは何か?後編
前回、休憩を挟んで、後編をお届けします。
ある日、こんなことを言われました。「人・物・金」、3つのうち一番最初にくるのが「人」でしょう、と。
人の管理こそマネジメントの根幹
私はこの「人の管理」こそが、マネジメントの根幹であると考えます。
なぜなら、「人」が物やお金を動かすのであり、そこには意思決定と行動選択が常に伴うからです。
人事とは「人の事」
M下電器では、〝人事〟は「人の事」とされ、人を動かすことは、人の心を動かすことだと学びました。
よって、人の異動には大変気を使っていました。相手の立場に立ち、家族のことまで配慮し、納得するまで説明し、心を込めて送り出すのです。
本当に「人を大切にする会社」だったと思います。
送り出しとモチベーション
私も会社を離れる際、メンタル的に相当なエネルギーを要しました。と言うことは、人は迎える時より、送り出す時に気を使わなければいけないのではないでしょうか。
チームもこの「送り出し」がうまくいっている時は、円滑に活動できていました。
組織やチームが円滑に動くとは、人々が「充実感を得て仕事をしている」状態です。すなわち〝モチベーションが高い状態〟です。
「人を管理する」とは、「相手の立場に立って物事を考え、心でコミュニケーションしながら、お互いのモチベーションを高め、円滑に物事をすすめること」だと私は考えます。
かくいう私は後悔ばかり
しかし、かく言う私でも、「人の事」では後悔ばかりです。
バスケットボール日本リーグで全国に行けば、その土地にいる先輩や後輩が激励に来てくれます。ありがたいことに、食事に誘ってくれる先輩もいました。
そんな方々は、私のために時間を割いてくれた大切な方々です。しかし、振り返ると、生意気だった私は、雑に対応していたのではないかと後悔しています。
もっと丁寧に対応して、つながりを持っておけば、もっと豊かな〝今〟があったと思うのです。
ですので、「あの時は生意気だったけど、頑張っているなあ」と、褒め言葉をもらえるよう、これからも頑張っていこうと決めました。
また、お声をかけてもらえるよう、〝今〟を頑張ります!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
人の管理は本当に難しいですね。しかし、この部分は、ロボットにはできない部分でしょうね。