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就活、転職での自己分析 好きなことの探し方

これから自己分析を始めるあなたへの入門ガイド。

今回は好きなことを見つけて、そこからやりたいことにするための方法を紹介します。


好きなことには2つある

1. 消費として好きなこと
2. 生産活動として好きなこと

やりたいことを仕事にするために、自分の好きなことを探す必要があります。


自己分析ではたくさんの質問で過去を振り返ることで、少しずつ好きなことを探していくと思います。


しかし、ここには1つの落とし穴があります。

それは好きな消費好きな生産活動の区分けがないことです。


好きなことという気持ちを、やりたいことに結びつけるためには、この消費と生産活動をかけ合わせる必要があるんです。


なぜならば、好きな消費とは「何を(what)」のことで、好きな生産活動とは「どうやって(how)」だからです。


このことに気づく前に、僕が自己分析で書き出した「好きなこと」はこんな感じでした。

・プログラミング
・カメラ
・フィットネス
・ビジネス書や自己啓発本を読む
・自炊
・朝活
・ピアノ
・ドラマ鑑賞
・文章を書く
・スライドを作る
・ブログを書く
・旅行


この中でも一番好きなことは「プログラミング」です。この気持ちに間違いはありません。

そう思って行動をしようとします。しかし、ここで行き詰まります。それは、

「何をプログラミングするの?」


プログラミングという行為は大好きですが、実際には何を(what)の部分にフォーカスがあたっていないので、作るものが決まらないんです。


その原因は、消費と生産活動の切り分けをしていないからです。プログラミングというのはどうやって(how)を実現するための手段でしかありません。そしてもう1つの大切な何を(what)の視点がかけていたのです。


1. 消費として好きなこと

消費として好きなことと聞くと、あまり良くないような印象を持ってしまうかも知れません。

しかし、消費としての好きなことにはとてつもない力があります。

たとえば、YouTubeでずっと見てしまうような動画はありませんか?料理系やファッション、筋トレなど様々だと思いますが、娯楽として見ていることが自体が楽しいものってありますよね。


1,000時間の法則をご存知ですか?


どんな分野でも1,000時間ほど取り組めば中上級者くらいにはなれるというものです。

少ない年数でこれほどの時間を使うためには、心の底から楽しくてもっとやりたい、知りたいというような強い気持ちが必要になります。


そんなときに活躍するのが、消費として好きなことです。


大学時代の僕は、1日5時間くらいYouTubeを見ていたときがありました。当時はただの暇つぶしとしていただけでした。年間で1,825時間にもおよんでしまいます。これならあっという間に、その分野での上級者になれてしまいます。


例えばここに、17歳の男子高校生がいたとします。彼はゲームが大好きで、毎日のようにゲームをしていますし、YouTubeで解説動画や実況も観ています。どれだけ観ていても飽きないし、毎日ものすごく長い時間をこれに費やしています。

おそらく、これだけを見るとただの消費に感じてしまいます。

しかし、もし彼がYouTubeで実況者としてお金を稼いでいる人だったらどうでしょうか?

ゲームをすることやYouTubeで動画を見ることすべて、仕事につながる消費になってしまいます。

・どうすればもっとうまくなるのか
・もっと楽しんでもらえる実況ができるのか

彼は動画を観ることで、もっと自分の実況を良くすることにつなげていたのです。


ここでわかることは、もし大好きな消費が仕事につながるのであれば、成長し続けることができるし、毎日を最高で楽しいものにできるということです。


さきほどの僕の例での消費とは、次の通りです。大切なのはYouTubeとかのエンタメとして見ているものという視点です。

・フィットネス
・ビジネス書や自己啓発本を読む
・自炊
・バレーボール鑑賞
・朝活
・ピアノ
・ドラマ、映画鑑賞
・旅行


あなたが暇つぶしでSNSや動画を見ている時間はどれくらいでしょうか。

消費として好きなことが、仕事と結びつくと最強になるんです。だって仕事中はもちろんのこと、ちょっと疲れて休憩しようとYouTubeを開くと、それもまた仕事に活かす勉強にすることができるんです。

だけど、どうすれば仕事にできるのかがわからなくて困っているのだと思います。

そこで、好きな消費を仕事にするために「好きな生産活動」を見つける必要があります。


2. 生産活動として好きなこと

仕事では新たに価値を生み出して、人に届けることです。そのためには、自分でなにかを生み出すための生産活動が必要になります。

でも、言葉ではわかっていても自分に何が向いているのかわからないし、どんな生産活動があるかも分からないと思います。

大丈夫です。「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」の著者である八木さんが生産活動を6つにまとめてくださっているのでご紹介します。


6つの生産活動

1. する
2. 書く
3. 話す
4. 作る
5. 売る
6. プロデュースする

例えばロードバイクでツーリングすることが好きな人は、

1. する = ツーリング
2. 書く = ロードバイクの良さやツーリングスポットなどを書く
3. 話す = 動画配信や教室などで伝える
4. 作る = 自分が良いと思えるツーリンググッズを作る
5. 売る = ロードバイクを売る
6. プロデュースする = ロードバイクのメーカーで企画する


などを当てはめることができますね。この中からどの生産活動を選ぶかは動画内でもおっしゃっていますが、直感で構いません。

もしくは、嫌いじゃないことを選んでみるのも良いですね。最初はなんだか怖いと感じるかも知れませんが、やっているうちに当たり前のような気持ちになってきます。

僕の例では、次のとおりです。

・プログラミング
・カメラ
・文章を書く
・スライドを作る
・ブログを書く

消費と生産活動をかけ合わせる

消費と生産活動を見つけられたなら、あとはかけ合わせて、一番面白そうと思うことをやってみればいいんです。

僕の例なら、

・フィットネス×プログラミング
・自炊×ブログ×スライドを作る

があるかもしれません。とにかく楽しそうなことをやってみると少しずつ前に進みはじめます。


好きな消費と生産活動を見つけることができれば、あとは楽しみながらやってみるだけです。

僕も試行錯誤しながら試している最中です。最初はうまくいくか不安もあるけど、少しずつ楽しみながら進めて行けば、必ず自分のやりたいことにつながって行くと思います。


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