-Tangoな日々- 二つの視点を持つ。
練習をするとき、レッスンを受けるとき、どこに気をつけているかしら。
タンゴの場合、
圧倒的に多いのが、下半身のような気がします。
“床を踏む、ステップ、足の美しさ、アドルノ…”
意識の多くは下半身へ。
でも、踊っているのは、下半身だけではありません。
私の、あなたの、
身体全体が、踊ります。
胸や、アブラッソする手はかろうじて意識の中にはあるけれど、
背中は?
首は?
頭は?
上半身は下半身と繋がっていて、
頭は首で上半身と繋がっています。
どこか一部の動きに囚われすぎると、
他の部分は忘れ去られてしまっているかもしれません。
もしくは、
余計な力が入ったり、逆に必要な力が使えていないかもしれません。
踊るのは、
私の、あなたの、
“身体全体”です。
もちろんレッスンや練習ですから、気をつけるべき部分に集中するのは当然のこと。
しかし、直したいことを繰り返し練習してみても上手くいかないときは、視点を少し変えてみることをお勧めします。
直したい、上達したい部分に気をつけながら、同時に自分の身体全体を感じてみるのです。
自分のことを、外側からの視線でみてみます。
すると、
あら?
問題が見えてくることがあります。
そして問題点は、実はフォーカスしていたその部分そのものが原因なのではなく、別の場所が原因だったりすることがあります。
“フォーカスする目と、全体から見る目”
二つの視点を使えると、素敵。
実感できると、ますます練習が楽しくなりますよ。
読んで下さり、ありがとうございます。 サポート、とても嬉しいです。ありがとうございます。