問題が問題と認識されることがまず大事だと思う。

何か物事を改善したり、乗り越えたりしていく場合、私は「そもそも何が問題なのか?」の認識がしっかりされることが大事であると思っていて、その問が設定されれば問題の3割くらいは解決されたと言ってもいいのではないかと考えています。

その「何が問題なのか?」というのは「売上がやばい」とかいう表面的なものではなくて、単価が問題なのか、客数が問題なのか、リピート率が問題なのか、とか、さらに突っ込んで、お客さんの嗜好とこちらの嗜好が一致していない、とか、お客さんに見積もりを出して約定するまでにスピード、とか、実際に「具体的なアクションが起こせるレベル」までブレイクダウンしていくことを意味します。

そもそも「ふわっとしたやばさ」というのはそもそも問題になっていないし、ふわっとした問にはふわっとした回答しか打ち出せません。
でも、解決策がすぐに出てこなくても、そもそも「策」が練ることができる状態になっていればアクションは起こせるわけで、その状態になっているか、なっていないかの違いは大きいと感じます。

だから、常に変わるためには常に問いを流動的に変えていく必要もあるわけで、自分の行動が何も変わっていなくても周りの環境が変化していくことで興すべき問も変化していくことは認識しておく必要があります。
例えばクラウドやIoT全盛のこの時代において、どの分野においてもそのことを織り込んで(未来を予想して)行動していくことは必要です。
どんなにシステムが素晴らしくても、スタンドアロンであれば使い勝手は悪い。
それは、時代の変化による「使い勝手とは?」の問いの変化でもあると言えると思います。

まずは、問いを視覚化すること。
それを最優先にしていくことが大事であると思っています。

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