道を「作る」のではなく、「見出す」。思考と試行により、そこにたどり着くのが最高に好き。

私は基本的に熱を持って行動する方、というか暑苦しいやつ(笑)なのですが、実際思考のベースにあるものは結構ドライだったりしていて、思考と行動の熱量の差ってあるなあと感じます。

何か叶えたいものがあるとき、壁にぶつかったとき、応援したいとき。
そのときに考えているのは「どうやったら達成できるか」の1点のみのことが多くて、その瞬間瞬間で見れば、「誰かのため」とか、「これをやったら成長できる」とかいう思考が抜け落ちていることが結構あるというのが正直な感想です。

たぶん自分が心を踊らせるプロセスって3段階あって、

①解くべき問題、越えなければならない壁を達成する方法と行動を繰り返す楽しさ
②上記の問題をクリアしたときの喜び
②それによって喜んでほしい人が喜んでいる姿を見れたときの喜び

なんだと思います。
だから、①を追求しているときにはその方法論をひたすら考えて行動し続けることに集中している。そんな気がします。

仕事の楽しみをどこに見出すか、というのは人それぞれですが、私は③はもちろんのこと、①の楽しみも自分の中では結構なウェイトをしめています。

どうすれば、どうすれば、どうすれば…その思考と試行を繰り返していくプロセスが、たまらなく好き。

うまく言えませんが、全く道が見えない景色の中に「道」を見出す。
「作る」ではなく、「見出す」。実は道は見えないだけで、本当はある。
そんな感覚です。

私は莊子が好きなのですが、たぶんその影響も大きいのかもしれませんね。莊子外篇に出てくる木彫りの話が大好きです。「どうしてそんなに上手に彫れるのか」と聞いたら、「自分が掘っているというよりは、木の天性に従って像を掘り起こしているのだ」と応えるくだりがあるのですが、その感覚を今でもとても大切にしています。

そんな楽しみ方をしながら、これからもこの仕事を存分に楽しんで、会社をより強くしていくお手伝いができればと思っています。

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