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【参加メモ】明日の開発カンファレンス アスカンイブニング 2021〜#3 「2022の働き方」パネルディスカッション

今日は「明日の開発カンファレンス」通称「アスカン」の日です。「明日の開発カンファレンス」は開発リーダーや開発リーダーを目指すエンジニアをターゲットにしたカンファレンスで、このアスカンイブニングは毎年この時期に開催されているイベントです。(六本木が懐かしい)毎年素晴らしい内容ですので今年も聞き逃しのないようにがんばってメモしてみます。

MC:
株式会社ハートビーツ 渡辺一宏さん
パネラー:
株式会社カオナビ 佐野 元気さん
株式会社ハートビーツ 戸島 奈央さん
株式会社SmartHR 森住 卓矢さん
株式会社ゆめみ 染矢 幹基さん


自己紹介とコロナ禍における課題感


佐野さん:カオナビのプロダクト本部のバックエンドエンジニアです。
けっこうコミュニケーションが取りづらいという話があり、最近ではSlackのハドルで雑談を増やしたりしています。

戸島さん:ハートビーツのコーポレートの裏方全般を担当しています。良いことは働き方が変わったこと。大事なもの、新しく取り組み事に気がついた。困ったことは新しい方をお迎えするときのオンボーディング

森住さん:SmartHRのエンジニアマネージャー。今は複数チームを担当。
元々Miroとかを使っていたので苦労はそんなになかった、良かったのは地方採用に手を出せるようになったこと。物理的な制約が減った。課題は人間関係をどう築くのか

染谷さん:ゆめみのサービスデザイナー、来年から人事担当。苦労した点はコミュニケーション。場所関係なく採用しているので関係性をどうつyくるか。良かった点は動画文化が根づいた。勉強会がレコーディングされナレッジが得やすくなった、

渡辺さん:仕事的には問題はなくて・・・でも太りました。実務経験が少なめのメンバーの育成が課題。

現在の状況

緊急事態宣言も解除された現在の働き方は?

佐野さん:ハイブリッドな勤務形態。自宅やリモートで働く人が多い。ちょっとしたオフライン会議(雑談)が起こり始めた。会社はクリスマスの装飾があってお酒を飲みながら集まれる仕組みを作っている。

渡辺さん:雑談したいですよね

佐野さん:意外とオンラインとかで、様子をうかがう感じがある。オフラインは話しやすくて話しすぎてしまう。上手い使い分け

戸島さん:クリスマスパーティは素敵ですね。ハイブリッドでやられたりするのですか?

佐野さん:飲み物だけ用意されているのでオフラインです

戸島さん:ハートビーツは原則リモート勤務です。お客様のご要望とかで出社しています。会社としてはリモート準備金などを作っています。コミュニケーションの面でキックオフを毎月するようにしたり他部門とのオンラインランチ会をしています。

森住さん:SmartHRでプロダクトサイドはフルリモートを永続的にOKです。出社するのも自由です。会社の取り組みとしては入社時にリモート準備金が最初に出ます。一方でオフィスはコミュニケーションスペースとして重要だという認識で、オフィスの近くで食事をしたら補助金が出ます。

染谷さん:2020年4月にリモート宣言をして今はフルリモートです。拠点を解約または縮小しています。oVice使ってバーチャルオフィスを使っています。背景を工夫しています。最近はVR使っています。自分たちで場所をどう作っていくのか作っていってます。什器の購入、サテライトオフィスの利用、ベビーシッター代などもサポートしています。
リアルとオンラインの懇親会はやってみてどうですか?成立しますか?

佐野さん:オンラインの形式にするのだったら全員オンラインという形式が多いです。

染谷さん:ハイブリッドは難しいですよね

佐野さん:温度差がありますね

渡辺さん:うちもクォーターの打ち上げみたいのをSpecialChat使って盛り上がりました。雑音が聞こえるのがいいですね。周囲の声がちっちゃく聞こえているのが面白い体験かなと思います。

アフター/ウィズ コロナに向けて

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リモート継続 VS オフィス  またはハイブリッド?

佐野さん:やっぱりハイブリッドを継続していくかなぁというのは弊社としてはあります。コロナ禍になってからオフィス移転していて、会社に全員入れないというのがあるのでハイブリッドです。プロダクトのアイデアのための雑談とかをできるよう若干オフィス回帰しています。地方採用やメンバーの地方転居もあってリモートは継続していきます。

戸島さん:継続して原則リモート推奨です。完全に終わってからの方針は確定していませんが、常々考えているのはコロナが多様性を変えてしまっていて、一律で全員が満足するやり方は非常に難しくなったと思います。

森住さん:エンジニアは全員リモートです、基本的に方針はあまり変わらなくてリモートと希望者はちょっとオフィスと行った感じです。どんどん地方に移住しているのと地方採用が増えてるので場所の多様性は増えてます、

渡辺さん:今ってまだフルリモートなのですか?

森住さん:だいたい9割がリモートで、固定で出社している人が何人かと、たまに出社している人が何人といった、それくらいのイメージです。

染谷さん:リモートが継続になると思います。その中で新しいバーチャル空間を使って、新しいメンバーとの交流像を作っていく事になるのですが、とはいえ物理的なスペースを求めているメンバーも多く、オフィスの定義についていろいろ話しをしています。オフィスは単なる執務室というのでは意味がなく、コラボスペースができたら面白いというアイデアが出ているのですが、そのなかで面白いのがその地域にいるメンバーの特徴を生かしたコンテンツというのが面白いのかなと思います。例えばマッチョなメンバーが居るからフィットネスネタとか、コーヒー好きのメンバーがいればカフェっぽいものをやったりとか、居るメンバーの特徴がオフィス+αの価値になっていくような場所を作り、学生も集まれる場所みたいのが僕らが目指すオフィス像かなと話していたりします。
あと京都でやろうとしているのは町家を一日借りてワンデイオフィスのようなもので気分転換に良いと思いますし・・・・固定されたものというよりはオフィスさえも変容していく・・・そこの前提に立ってやっていくのも面白いかなと思います。

渡辺さん:リアルオフィスが東京と京都だけになったというのですが、他の地域はリアルで集まる場所は無いですが、そちらはバーチャルスペースということになりますか?

染谷さん:そうですね、倍ちゃるオフィスの他、京都の町家のようなアプローチですね。

渡辺さん:地方採用の人はリアルで会う機会が少なかったりするのですが、ポツポツと一人ずついる場合は会う機会があったりするのですか?

森住さん:基本的に東京が多いのですが、月一回集まるときには交通費が3万円出るので・・・・東京に集まることができます。

渡辺さん:カオナビさんって地方採用してるのですが?

佐野さん:リアルでお愛したこと無い方って結構います。誰が何処に住んでいるかわかんなくて、「実は地方だったんです」という事があります。オフラインでは出来てないですね。

渡辺さん:twitterからの質問です。リモートが当たり前になりオフラインでやっていたタスクの課題のピックアップなどが難しくなった用に思います。どう対応していますか?
うちの場合は朝会などで機能のふりかえりや今日のタスク確認の後、パドルを繋ぎっぱなしにして雑談しながら午前中くらいは仕事をしてたりします。困っていたりすればそこで相談したりしています。

佐野さん:リスクを拾う手段としてはTrello やMiroでちょっとした困りごとを貯めるようなボードを作ったりしています。前日に明日聞こうと思ったときや、文字のほうが出しやすいとか・・・・そういうのもあったりするので・・・・そういうのをデイリースクラムで触れられるようにしています。
ファイブフィンガーというのを使って自分の進捗を表現してもらったりしてリスクの発見をしています。

染谷さん:明示的なチケットでタスクや課題を拾っているのですが、それに合わせて吐露してもらう仕組みも考えていて、Slackで自分用のOJTチャンネルを作っていて、Twitterのようにいろいろつぶやきを書き込むようにして、吐露してもらうことで、それをメンバーが拾うようにしています。

渡辺さん:うちも同じように業務でハマっていることやプライベートなことまで書いてもらって拾っていったりします。Slackに「どなたか」を付けてつぶやくと大きなバナーが出る目立つ仕組みになっていて誰かが助ける事をやっています。

佐野さん:ふさぎ込んじゃって発信してくれない人へのアプローチ方法は?

染谷さん:「バディー制度」と「メンター制度」をつくっていて自分が気の合う人と組んでいて、その人には吐露できるようにフォーメーションを組んでいます。

戸島さん:メンター制度はやっていますが、同じチームではなくて別のチームの先輩などと組むようにしてよりカジュアルに話せるようにしています。声を上げにくい入ってきたばかりに人には1ヶ月だけ毎日1回Slackでコールするのをオンボーディング政策としてやっています。

渡辺さん:僕の場合は僕が上司なので「僕だけ早めに抜ける」みたいなことをしています。上の人が居ると話しづらいのはあるかなという・・・・

森住さん:11チームあるのでそれぞれやり方は違います。チーム全員で状況を把握しているので拾う必要がないというか・・・・そこまで行かなくても半分に分けてペアプロとかであまり一人で動かないようにやっているチームもありますね。あとはデイリースクラムでバーンダウンチャートを見るとかしています。言うの忘れる対策はSlackに投稿してピンどめするとかしています。

佐野さん:リマインダーをセットするようにしています。予約送信を使うとかもあるかなぁと思います。

渡辺さん:ペアプロとかいいですよね。メンバーが育つまでは必ずペアプロをする時間をつくっていたりします。



グループの説明〜connpassより


昨今、ITのセミナーやカンファレンスなど最先端の情報に触れる機会が増えていますが聞くだけで満足していないでしょうか? 一歩先、二歩先、三歩先にどのような事ができるか、実際の現場にどのように導入するか。

開発の効率を上げて、よりよいサービスを行うためのキーマンである開発リーダのみなさま、や開発リーダを目指すエンジニアのみなさまと実現可能な情報を共有できる場にしたいと思いカンファレンスを企画しました。

現場での対応、導入のコツ、考え方のヒントなど実践に役立つものに育てて行ければと思います。

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