海外営業としての通訳経験とその準備記録 9

海外営業としての通訳業務は国内にいても発生する。そのうちの1つが、展示会での通訳。
9割は国内のお客様への説明となるのだが、海外からのお客様に訪問頂ける時がある。海外のお客様の場合、基本的に海外営業部員(私)が対応するが、先輩社員が説明する際に通訳をする時がある。(高度な説明が必要な場合)。または、私が不在の際に先輩が先に対応され、途中から説明に入る場合、お客様が複数で訪問される場合などである。

展示会当日の通訳(説明)は下記のような感じである。

ブースにお客様が足を止める、、、

1、足を止めた方にお礼と共に声をかける。

2、今何かお困りことはありますか?などの質問をしてみる。

3、ざっくりとした特長を紹介。
特長は基本的にカタログに書かれている為、簡潔に説明する。この際に、お客様が気にされている点を中心に訊き出す。

4、デモンストレーションが行われている場合は、その内容とデモンストレーションの意図を説明する。

5、さらに興味を持っていただけた場合は、実際に体感頂く。その際には横に立ち、使い方を説明する。

6、名刺交換。

展示会に際し、事前に準備する事は、展示する製品のカタログ(英語版、日本語版)の読み込みと説明する際に必要な特有の表現、加えて、使用マニュアルを読み込み、実際に装置を動かしながら使い方を覚える事。
ベースとなる知識に加え、使用される業界、導入による効果(メリット) についても紹介できるように頭に入れておく。また、その業界での専門用語もお客様の話を理解できるように併せて頭に入れておく。
展示会が開催される度、知識の増強を図る。これを繰り返していると、段々と緊張なく話せるようになってきた。

ある展示会で、私が英語で接客をするのを見ていた代理店の方がこう言った。

"英語を話している時、福山雅治みたいに見えました(=カッコ良くみえました。)"

英語は私を福山雅治にしてくれた(笑)
英語にこれ程感謝した日はない(笑)

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