夢羽が気になって『SEVEN COLORS』をのぞいてみたけど……
2024年6月27日の卒コンをもってBEYOOOOONDSを卒業した山﨑夢羽。
この先どうなるのかと思っていたら、オーディション番組に参加していた。
TBSの関東ローカル深夜番組。1回30分の全12話の予定。本記事投稿時点で第8話まで放送済み。
以下、個人の感想。マイナスな気持ちも正直に書くため、注意。
不安だけど、とりあえず視聴。
さて、この番組……盛り上がっていますか?
ドコモと吉本興業がタッグを組んでいる大型オーディション企画!という割には寂しい状況では……?
YouTube公式チャンネルのは登録者は1万人に届かない。(本記事投稿時点)
動画の再生数もほとんど1万いかない。
目立って再生数が多い動画はほぼ夢羽メインの動画。
日プ女子の笠原桃奈無双でよく分かったが、ハロヲタは意外と追いかけるのかも。応援するかどうかはともかく。(僕もだけど)
なーんかYouTubeの動画を眺めても正直「なんだこれ……?」って感じで、夢羽がグダグダ企画でコケやしないかと心配だ。
しかし、番組自体を観ていないのにイメージだけであーだこーだ言うのは違うなと思い、遅ればせながら見逃し配信で番組を観てみることに。
『SEVEN COLORS』を観るなら、Leminoがおすすめ。#1~#3+最新2話分が無料で視聴できる。
特におすすめしたいのがLemino限定のスタジオ出演者副音声版。
パンサー向井、藤本ミキティ、GENERATIONS小森君、お笑いコンビ・ミキが参加者の映像を観ながらワイワイガヤガヤ喋っている音声が入った動画になっている。
通常のオーディション番組であれば、「うるせぇ!!! こちとらオーディション観てんだよ!!!」となるところであるが、この番組の場合はガヤがなければ観られたもんじゃない。(僕はね、僕は。)
ちなみに、夢羽参入回(#4)は有料会員でないと視聴できませんのでご注意を。すみませんが、僕も観ていません。この番組目当てで有料会員になるのはちょっと……タイプロ目当てでネトフリの会員になっているので勘弁してください。(関係ない)
普通のオーディション番組ではない。
前提として、普通のオーディション番組と思ってはいけない。この番組は「girls life memory」という副題がついているだけあって、オーディションよりも参加者たちの生活を描くことに重点を置いている。
はっきり言って、テラスハウス。(すみませんが、テラスハウスは観ていないので勝手な偏見丸出しのイメージです。)
異様にオシャレな寮で共同生活を送りながら週5でレッスンを受け、たまに外食へ出かける。そんな番組。
オーディション番組らしいヒリヒリ感がほとんどない。安心して観られて嬉しいと思う人もいるのかもしれないが、悪くいうと生温い。
世界に羽ばたくガールズグループを作ることを目標としている企画なのに、この生温さでは厳しくないか?
世界に羽ばたく気配がないtimeleszだってもっと緊張感のあるオーディションをしている。(もっと世界に羽ばたけよ!!! まずは曲を配信しろ!!!)
番組開始時点から参加しているメンバーは3人で、いずれも日プ女子参加者。
彼女たちをフックに番組を視聴させようと狙っているのなら日プ女子視聴者がターゲットになると思うが、この層からすると生温くて物足りないと感じてしまうのではないだろうか。
展開が納得感に欠ける。
回が進むと、実力で優位なAチームと劣後するBチームに振り分けられるようになり、これがヒリヒリ要素として機能する。(ちなみに、夢羽はずっとBチーム)
でもなぁ……なんかスキルチェックを受けて評価されて振り分けられてを単調に繰り返しているだけで見応えがないんだよな。確かにスキルチェックを重ねるごとに成長している気がするが、その過程が見えない。いつの間にか上手になっているのだ。こちとら成長していく姿を見たいというのに。
振り分け結果の根拠についてはほとんど説明がなく、イマイチ納得感がない。講師たちの言葉も(大胆にカットされているのかもしれないが)的を射ている感じがしない。
何ならスタジオのミキティや小森君の言葉の方が説得力を感じるくらいだ。夢羽のダンスを「良くも悪くもアイドル感があり、2Dっぽい」と表現したのはとても分かりやすかった(#7)。面できれいに見せる踊り方だが、本格的なダンサーとは違ったものになっているというのは腑に落ちる批評だと思った。
スキルチェック自体もイマイチ。
ダンスのスキルチェックで使用される曲が権利の関係で差し替えられているのはどういうつもり?
地上波放送ではカッコいい曲が流れているのかもしれないが、LeminoやYouTubeの配信では何となく緊張感がない曲が流れる中でスキルチェックが行われる。
権利の関係でネット配信できない曲は、はじめから使わない方がいいのでは。
ボーカルのスキルチェックでは、実写版『アラジン』の『スピーチレス~心の声』をアカペラで歌う。全編英語のクッッッソ難しい曲だ。その曲でスキルチェックを繰り返すから、もうええって……とうんざりしてしまう。
デビューするユニットはどうやら欧米進出を目指しているらしく、デビュー曲もサビは英語詞だ。
そうした目標にマッチするかどうかをみるために全編英語の課題曲なんだろうが、視聴者は退屈しちゃいませんかね?
視聴者に観てもらう工夫をするつもりがないのであれば、番組じゃなくて裏で普通にオーディションをすればいいだけだと思いますが……。
チーフプロデューサーのお言葉。
このオーディション番組について全然理解できないので調べてみたところ、チーフプロデューサーである山田知弘氏のインタビュー記事がありました。
なんというか……フワフワしていますね……。
いちゃもんつけはじめたらきりがないんですけど、めちゃめちゃフォローに回っているOWV浦野君に免じて黙っておきます。
なお、山田氏が審査基準について語っているYouTube動画(本編#5の切り抜きショート動画)があったので、書き起こしておこう。
スフレかよ!!!ってくらいフワフワしとる。
一つだけ言わせてもらうと、こんなゆるふわな番組構成にしたのに「努力が見たい」というのはイマイチ理解できん。「のびのびと自分を輝かせる姿を見たい」とかなら理解できなくもないが。
いやー、この番組のことを悪く言いたくないんですよ、本当に。なぜなら、夢羽が人生をかけて挑んでいるから。せっかくなら「素敵な番組! ここから大きく羽ばたいてね!」と言いたいわけよ、マジで。
でも、ちょっと手放しで褒めにくいのが正直な感想。
番組のいいところを挙げるとしたら、スタジオ出演者のチョイスがいい。
ミキは参加者に感情移入しながら面白いツッコミをする。
ミキティはアイドルや女子の視点を入れながらキレキレの発言をする。
小森君は参加者を優しく見守りながらプロらしいコメントをする。
パンサー向井は状況をまとめながら視聴者に分かりやすい進行をする。
特に、次々と参加者が合流する前半の展開は、スタジオ出演者副音声付きで観ると面白いと思う。
(俺的)正直な気持ち。
タイプロのYouTube配信動画のコメント欄は基本的に読まないようにしているんだけど、この番組の場合は読んでいる。(動画に集中するのが難しくて……)
すると、ハロヲタであろう視聴者が、夢羽のBチームという評価に対して憤り、番組批判のコメントをしているのを見かける。
気持ちは分かるが、公式YouTube動画なのだから、コメントするなら夢羽への応援にしてほしい。ハロヲタが嫌われてしまいそう。
とはいえ、夢羽を素直に応援しにくいのが正直な気持ち。どんなオーディションも「これに受かれば成功間違いなし!」なんてことはないが、それにしてもさすがにこれは……。
いやいや、地上波放送があってドコモと吉本興業がタッグを組んだ企画なのだから、さすがにハロプロ卒業後のステップアップにはなるはず。
それなりの会場で公演をさせてもらえるだろうし、うまくいけばドコモ関連の広告もやらせてもらえるかも?
あくまで番組として微妙なだけで、要は「オーディション番組を勝ち抜いたメンバーがデビュー!」と宣伝できる実績づくりと割り切ればいいのだ。番組が面白いかどうかは重要じゃない。
あと、参加者はみんな可愛くて魅力的。歌唱面は少し不安があるが、ダンスは上手い。ユニット自体はいいものになりそう。
申し訳程度のまとめ。
もちろん、この新感覚オーディション番組がすごく気に入ってハマる人もいるかもしれません。
参加者と同年代の女子なんかは、この番組のキラキラな雰囲気を楽しむことができるかも?
上記はあくまで僕個人の感想なので、観るなら先入観なしに観た方がいいと思います。
とにかく! 夢羽が頑張っているのだから、オーディションを勝ち抜いて、素敵なユニットができて、強力に売り出してもらえることを期待しましょう!
お疲れ様です、以上!