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Cheeky
今回は3年前の上記のnote(記事というか日記)の補足です。cheeky の名付け親について、Instagramに投稿しましたが、こちらにも記録としてそのまま書き写しておきます。
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先ほどの3年前のnoteにも名付け親について触れていましたが、Merrythought (メリーソート)社の代表的なテディベアである"cheeky(チーキー)"の名付け親が、エリザベス女王だと言うのは諸説あって、おそらくそれは後付けの広告戦略だったと思われます。
やっぱりライバルのチャドバレー社が当時、イギリス王室御用達のぬいぐるみメーカーだったからなのかもね
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こちらの図鑑『Sue Pearson (スー・ピアソン ) / Teddy Bears: A Complete Collector's Guide』 の解説によると
チーキーが初めて姿を現したのは1956年の見本市でした。 その時、お客様がチーキーを手に取り『なんて生意気な小さなクマなんだ!』と言ったことから、その名前が定着しそれ以来チーキー と呼ばれるようになりました。
エリザベス女王とは記載されていませんね
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さらに、エリザベス女王がこの見本市に訪れたという話が出回ってますが、1950年代に、英王 室がこの見本市に訪れたという事実は確認されていないらしいです。
《参考: テディベア辞典作成中~ちょこまろ日記〜メリーソート!チーキー1957!》より
ただ、Merrythought officialサイトによると、メリーソート社は1958年にドイツのニュルンベルク見本市に出展した、唯一の6つの英 国企業の1つで、1950年代後半には新しい市場へ輸出する為の英国産業フェア、British Industrial Fairに参加してました。 その英国産業フェアには、ある時にメリーソート社のブースに、英国王室の人々やエリザベスが立ち寄ったことが確認されているそうです。
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エリザベス女王にコーギーのぬいぐるみが贈られ ている画像が残っていますね☺️
先ほどのブログでは、1955年のトライアルブックには、すでに商品名に「cheeky」と書かれていたことから、やはり「エリザベス女王が名付け親」と言うことは後から付け加えたのだろうと思われます。
ん? でもスーピアソンさんのガイドブックでは 1956年の初めての見本市で、お客さんが 「what a cheeky little bear!と言ったことから」と なってますので、1955年のカタログにすでに商品名とあったのならこれも曖昧ですよね
ま、なので諸説あり。ということで、、😅
What a cheeky little bear!
「なんて生意気な小熊なの?!」の諸説が面白い。というお話でした。
(cheekyは英語で「生意気な」「おてんばな」という意味)
ちなみに僕がテディベアカンパニー(叔父が経営してた会社)に勤めていた頃に、百貨店などでのテディベアの催事で販売員をしてた時は、「エリザベス女王が名付けの親です」と、お客様にお伝えしてチーキーをおすすめしておりました🧸🙂
こちらの方が夢がありますし、英国のメリーソートの公式サイトにもそう書いてますのでね。
最後になりましたが、エリザベス女王のご逝去に、心からお悔やみ申し上げます。