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英国の老舗テディベアメーカー🧸 CHAD VALLEY(チャドバレー)
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幼少期のアンドリュー王子
(故エリザベス女王の第3子でチャールズ現英国王の弟です) 2019年以降この写真は大嫌いなんですがね、、、詳しくはインスタグラムに投稿したこちら⤵︎をご覧下さい🙇🏻♂️
けど、当時大人気だったチャドバレー社のテディベアを伝えるのにとても良いお写真で、しかもこの英国王室内にいるチャドベアが個人的にとても興味深く、いかにも「次男にやんちゃに扱われている」ベアの表情が可愛くてお気に入りの写真でした。
(まだFacebookをやってた頃にシェアしたことも)
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ベアって持ち主や作り手によりそれぞれ表情が変わるんですよね〜(๑´ڡ`๑)♡”
画像はDaily Mailの記事からの引用ですが、撮影したのはリサ・シェリダンさん(1894-1966)『Studio Lisa』という名前で王室を記録し続けたフォトグラファーです。
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コレクターズガイドブックより
CHAD VALLEY(チャドバレー)社
英国の老舗テディベアメーカー。
1938年に、故エリザベス女王により王室御用達の玩具メーカーとして称号を与えられました。1952年にエリザベス王妃が王位に就いてからは『♔Te By Appointment to Her Majesty Queen Elizabeth』とタグに明記されてます。
会社の起源はほとんど知られていませので諸説あるようですが、ルーツは19世紀初頭にアンソニー・バン・ジョンソンという方によって、バーミンガムに設立された印刷業にあります。その息子であるジョセフ・ジョンソンとアルフレッド・ジョンソンの2人の兄弟が、バーミンガムのジョージ・ストリートで『ジョンソン・ブラザーズ』と名づけ起業したのが1850年。
(最初は主に文房具の生産でぬいぐるみは作っていません)
その後、1897年に社名を『ジョンソン・ブラザーズ・ハーボーン』と改められ、バーミンガム近郊のハーボーン村に新しい工場を移転します。
渓谷に建てられた工場は、近くを流れるチャド川にちなんで『チャド・バレー工場』と呼ばれるようになりました。(Valleyは日本語で「谷」や「渓谷」を意味します。)
1897年に『CHAD VALLEY(チャド・バレー』を商標として採用し、文房具の他にボードゲームや玩具、そしてここでソフトトイの生産を開始。これがいわゆるチャドバレーのテディベアですね🧸
王室御用達のメーカーにも認定されて会社は最盛期を迎えます。1967年にはチルターン社を買収して、生産の大半をウェールズのポンティプールに移しさらなる拡大を目指しました。
しかし、1970年代の不況で会社は大打撃を受け、チャドバレー社は1978年にPalitoy(パリトイ)社に買収されることになります。ブランド名は1988年にWoolworths(ウールワース)社に買収され2009年に同社が破産するまで使用され続けてました。
♔ By Appointment to Her Majesty Queen Elizabeth
もしくは他の文言か、なんらかの形でQueen ElizabethとかQueen Motherなどの明記がなされていました。
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1950年代後半のベアの首に巻かれていた。
今でも当時のアンティークベアは大人気で、そして、割と体数は出回っていますのでコレクションでお持ちの方も多いかと思われます🧸☺️
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Studio Lisa(スタジオ リサ)
Studio Lisaのリサ・シェリダンさんは王妃に許可されて住まいのロイヤルロッジ、ウィンザーグレイトパークなど長年に渡ってロイヤルファミリーのカメラマンとしてさまざまなショットを残してきました。
非公式な環境でプリンセス時代のエリザベス女王と、妹のマーガレットと一緒に若い頃の姉妹を最初に撮影した一人です。
そして1940年に王妃監修のもとで公式にロイヤルファミリーの写真集を発表しています。その時のエリザベス女王は14歳頃、時の国王、父のジョージ6世と母、妹マーガレット王女との暮らしが撮られています。
シェリダンさんは72歳で亡くなる1966年まで、王室から依頼を受けていました。
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ほとんどの写真は、Kodak tri-X や HP3 などのフィルムを使用して、5x4 Speed Graphicカメラ、またはLinhof(リンホフ)のハートプレートカメラで撮影されてたそうです。📷😄古いカメラ可愛い〜
最後にもう一度、リサ・シェリダンさん撮影の幼少期のアンドリュー王子とチャドバレーベアの写真を。
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☝︎「一生の友達だからね!」って感じですね
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うさぎのぬいぐるみもまるで生きているかのように撮られていて素晴らしいですね。
本当に信頼されていて、写真から温かみが伝わってきました✨
そしてこの写真を紹介していたDaily Mailの記事の最後に、アプリで翻訳するとこのような事が書いてました。
《アンドリューが生まれた瞬間から、彼女(故エリザベス)は彼のために時間を作り、公務を切り上げ、外交を延期し、バッキンガム宮殿の育児室で何時間も過ごしました。
王位に就いて12年、4年後の38歳の時にエドワードを出産したときにもこのパターンは繰り返されます》
From the moment of Andrew’s birth she made time for him, cutting short engagements, postponing tours and spending hours in the Buckingham Palace nursery.
It was a pattern she was to repeat four years later when, aged nearly 38, and having been on the throne for 12 years, Edward arrived.
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