PENTAX K-3 Mark Ⅲ + HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR 森角テスト
森角は佐々木啓太が続けている近場の風景をスナップするシリーズです。スナップなので三脚は使いません。
撮影地:白丸調整ダムから鳩ノ巣渓谷
撮影日の天気:薄曇り
カスタムイメージ:風景(デフォルト)
撮影モード:プロフェッショナルモード (プログラムオート+ISO感度オートの俗称)
WB:太陽光
露出補正は適宜
写真は明るさとカラーバランスの微調整を加えてリサイズしてあります。
PENTAX K-3 Mark Ⅲ の特徴
ペンタックスのAPS-Cフラッグシップカメラ
発売日は 4月23日予約受付中
https://ricohimagingstore.com/pentax-k-3-3-bk-body-kit-s0001053.html
カメラの詳しい情報は下記サイトでご確認ください
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-3-3/?utm_source=rim_top_mv&utm_medium=banner&utm_campaign=k-3-3
焦点距離 47.5mm 露出補正 -1.0EV
プロフェッショナルモード でも被写体間の距離を意識すればボケは作れる。風景ではそれほどボケは必要ないかも(笑)
大切なのは撮影中の楽しさ
このカメラで大切なのは撮影中の楽しさだと思っています。もちろんファインダーが大きくなったことは良いですが、ホールディングがよく、シャッターボタンのフィーリングやシャッターの動きなど全てが気持ちよく応えてくれるのが何より楽しいカメラです。一眼レフなのでシャッターを押したタイミングでスッキリ撮れるのもカメラの動きと合わせて気持ち良いと感じるポイントです。センサーなど細かいスペックが気になるところでしょうが、そちらはAPS-Cの最新フラッグシップカメラということで、一切妥協なくセンサーと画像処理エンジン、アクセラレーターユニットは刷新されて、驚きの繊細さと滑らかさを感じることができます。
焦点距離35mm 露出補正 -1.0EV
待っていてくれたように残っていた1本の桜。少し遠景気味なので繊細さが落ちやすい条件だがそんなことは全く気にならなかった。
一眼レフの良さはファインダーを覗いたときに広がる光の美しさ
メーカーさん的には一眼レフであること、光学ファインダーの利点を薦めなければいけないのでしょうが、個人的にはあまり強調しすぎるのはどうかと感じています。それは、今となっては一眼レフカメラを知らない人が多いからです。その気持ち良さはファインダーを覗いたときに目の前に広がる光の美しさです。自分の目で見ているのと同じような輝きをファインダーを覗きながら確認できます。
焦点距離 28.1mm 露出補正 0EV
一眼レフの光学ファインダーは微妙な光の差を楽しみながら撮影できる。
弱い光の違いがわかるちょっと贅沢な光学ファインダー
ミラーレスカメラのファインダーは失敗をしないための安心感という面では優れていますが、処理された画像を見ているという点で気持ち良さが少し落ちると感じます。テスト撮影した日は曇天でした。そんな弱い光の違いもちゃんと確認できるのが一眼レフのそれもこのカメラのようにちょっと贅沢な仕様のプリズムを使った光学ファインダーです。
焦点距離 35mm 露出補正 -0.7EV
曇天で強い光はないが肉眼ではそのグラデーションを感じることができる。
と、力説されてもなんだか雲をつかむような話だと思います。ぜひフィールドでその美しさを確かめていただけると嬉しいのですが、そんな機会があるのか?それは今後の楽しみです。
K-3 Mark Ⅲ の繊細さがわかりやすい風景撮影
私が最も得意とするのは街角という街中でのスナップ写真です。それもモノクロです。今は近場の風景の方がのんびりゆったり撮影できると考えています。休日は人の出も多くなるので、可能であれば平日に代休をとってというのがオススメです。さらに風景の細かさは K-3 Mark Ⅲ の進化した繊細さを確認するのにあっています。
焦点距離 31.2mm 露出補正 -0.7EV
この繊細さが K-3 MarkⅢ からの新たな画質の特徴。風景の方がその良さがわかりやすい。
その他広角端の写真
焦点距離 16mm 露出補正 -0.7EV
トップに使った自分的には観光写真と感じる1枚。このほうがいろいろわかりやすいのかも(笑)
焦点距離 16mm 露出補正 -0.7EV
微妙な光の中で画面の四隅をしっかりと確認しやすいのもこれまでのAPS-Cカメラよりファインダーが少し大きくスッキリ見える利点
望遠端近くの写真
焦点距離 75mm 露出補正 -1.0EV
光学ファインダーは木漏れ日の輝きと背景のバランスのような微妙な明るさの違いを確認しながら撮影しやすい。望遠端を使っていなかったのは、そこまで望遠が必要でなかったという場所的な問題。
HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR
今回使ったレンズは普通の高倍率ズームレンズです。DCモーターのレンズ内駆動でAFスピードが早く、WRという防滴構造になっているので多少の雨でも安心です。レンズコーティングはHDコーティングという最新のコーティングで、ここまで写れば十分ではないでしょうか?これには K-3 MarkⅢ からの新しい画質の恩恵が大きいと感じています。
まとめ
少し余談のような感じですが、マツダのロードスターという車をその価格を気にして買われる方は少ないと思います。その車を愛する皆さんはそれぞれに運転の楽しさを語られ、とても愛着を持って愛車に接しられているように感じます。そのために必要なのは絶対的な性能ではなく自分が扱いきれるフィーリングだと思います。車の運転と撮影を比較するのもおかしいですが、このカメラにもそんな程よいフィーリングが揃っているように思います。
また、次回
PENTAX K-3 Mark Ⅲ
HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR