アルプスパンチ! & なついろパンチ! を勝手に解説
なついろパンチ! と アルプスパンチ! について、簡単にいえば面白いレンズフィルターです。 フィルターについての詳しい内容は企画された 鈴木さや香さん のページ でしっかりご確認ください
販売元は マルミ光機さん 1952年設立でレンズフィルター 一筋の会社でいまでも Made in JAPAN なのだそう。
と、かなり、ステマちっくな感じですが、ちょうど『見せつけパンチ』そんな写真展を Space Jing で開催中でその会場でフィルターをお試しさていただいたので、勝手に解説しちゃおうと思った次第です。
そういえばギャラリーのオーナーでもある中澤氏による『夜光虫』も同時開催中です。こちらは2002年3月に発売された「EOS D60」でその当時撮影された夜景作品。
EOS D60 について、 約630万画素大型 CMOSセンサー(有効センサーサイズ:22.7×15.1mm)、原色タイプのカラーフィルター、ISO100から ISO1000 という解説がメーカーさんのアーカイブにあった。
原色タイプのカラーフィルターや最高感度が ISO1000と、かなり時代を感じさせる画素数や原色タイプなどの言葉にちょっとウルウルしますが、作品は良い意味でびっくりさせられます。ちなみに現在のデジタルカメラは基本的に補色タイプのカラーフィルターを使っています。
と、前置きばかりが長くなっていますが、あとはできるだけ写真を中心にお伝えしたいと思います。
室内でのファーストショット
カメラ:EOS M レンズ:LENSEBABY Velvet 56mm
絞り優先 F1.6(絞り開放)
/ 露出補正 +3.0EV /
WB 太陽光
/ ピクチャースタイル 風景
左右とも設定は共通
かなり思い切ったレンズで露出補正もモリモリアゲアゲにしておりますが、そのぐらいが程よいと感じました。
この時点ではかなり アルプスパンチ! 推し
おそらくこのフィルターの解説に細かい設定の説明は不要なような気はしますが、なんとなく昔の習性が抜けなくなっているので、気にしないでください。以下、露出補正は大体同じ感じ。
露出補正 +2.3EV
アルプスパンチ! 推しだったので、敢えて なついろパンチ! からスタート。この辺りの天邪鬼さがこんなフィルターで遊ぶときのポイントのように思います。さらに青みの強さが気になったので、WBは日陰 に変更。
この青みはおそらく企画されたもののような気もしますが、その辺りは天邪鬼なのでお許しください
色みを抑えたことでオレの気分はさらにアゲアゲで、お決まりの自転車から
アゲアゲしながふと思い出したのは ゆとり という言葉。これは分かる人には分かる佐々木啓太の写真には欠かせないキーワードなんです。
ゆとり の解説を始めるとちょっと長くなるので、上の比較写真を見ながらなんとなく理解していただけると助かります。ようするにちょっと余裕を持たせた画面構成をすることなんです。
そんな ゆとり が、このユルユル感をさらに高めてくれると信じております(笑)
そんなこんなで ゆとり を意識しながら 切りとり なども交えてかなりいい感じで なついろパンチ! 終了。
この なついろパンチ! には懐かしさという意味も含まれているそうで、ラベルシールの なつ と いろ のフォントの大きさを変えてあるのもそんな意味合いからなのだとか。そんなこのフィルターに対する熱い想いは 鈴木さや香さん ご本人から伺いました。
そういえば、アルプスパンチ! は? そんな疑問をお持ちの皆様の期待に応えて
細かい設定は基本的に なついろパンチ! のときと同じ。
まずは 切りとり から、かなり花の部分が飛んでいますが、その辺りはご愛嬌です(笑)
ゆとり を意識すれば良い感じ?
と、思いきやここで、切りとり で アルプスパンチ! 終了。
実は最初は なついろパンチ! 途中から アルプスパンチ! という感じで撮影していたのですが、ちょっとこの日は アルプスパンチ! に乗り切れず なついろパンチ! 戻っていました。
その理由はわからず、とりあえずノリノリの なついろパンチ! で楽しく終わった感じ。
あとで聞いた話では アルプスパンチ! は グリーン がポイントなのだそうです。だから アルプス なのか。???途中の話をかなり割愛しているので、あれですが、 アルプスパンチ! というネーミングになるまでには紆余曲折あったそうなんです。その中で グリーン というのがキーワードになっていたとか。
それを聞いた瞬間いろいろと納得できたことがあり、試してみたいこともフツフツと湧いてきたのですが、この日は美味しい梅酒をいただいて終了としました。 梅酒を飲むとほんのり ピンク に。そうそう、その ピンク が鍵なんです。きっと(笑)
また、いつか アルプスパンチ! 攻略を目指したいと思います。
あまり使いすぎないようにというのは ご本人の解説 の 其の九 にもあります。
ということで、どちらか1つというわけでなくセットがお得と感じた次第でした。
参考までに、パンチ は、あの 平凡パンチ からきているとか?きていないとか?
もう1つオマケ、LENSEBABY Velvet56mm は、今回のように絞り開放で使うとかなりボケが強くでます。紹介した2つのフィルターには 解像感のいらない世界へ そんなサブタイトルがついているので、さらにボケボケを強調できる使い方をしました。
また、次回。
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