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なんちゃってベス単風

ベス単って何?

単純にちょっとソフトフォーカスがかかった描写のレンズ。そん感じで捉えていたのですが、ちょっと違うみたいです。あとはググっていただくほうが良いと感じるほど奥が深く、フード外しという言葉まででてきました。

そもそもベス単のことを思い出したのは、植田正治さんがベス単で撮られた写真展をみたのがきっかけでした。そこには独特のゆるっとした世界が広がっていました。デジタルカメラはより繊細になってきましたが、こんな光の滲んだゆるっとした世界は写真らしいと感じます。


写真 その1


なんちゃってベス単風のポイントはピントが微妙にずれているような感じを作ること




カメラと設定

カメラ:GRⅢ
イメージコントロール:ソフトモノトーン
絞り優先:F2.8
露出補正:EV+2.0(全て共通)


この設定だけでもそこそこゆるっとした感じになるが、きっちりしたピントでまだまだデジタルらしさが残る


レンズ前にビニール袋をかけるというアナログ作戦で、ちょっと行き過ぎな感じはあっても求めていたゆるさかも(笑)


アナログ作戦はレンズ前にビニール袋をつけるだけ、実際は手で押さえる



使ったビニール袋は丁度レンズキャップに付いてきたもので、少ししっかりしていてそこそこクリアーなのも程よい感じです。

レンズ前にテープなどで固定するとハレーションの感じが均一になって面白くないので、手で簡単におさえながらアバウトな感んじで偶然を利用しました。


写真 その2


画面の右半がさらに明るくなっているのはハレーションの影響


レンズ前のビニールがゆるすぎると周辺の画像がさらにゆるくなる


被写体までの距離が近くてもピントは甘い感じ



ピントは基本的にオートフォーカス(以下 AF)を使って合わせています。ただし、ビニール袋ごしで合焦しないこともしばしばあります。

合焦しないときは、合わせるポイントを少しずらすと合焦することがあります。これは通常の撮影と同じです。ただ、今回はAFにかなり厳しい条件なので、フルプレススナップの機能も併用しています。


フルプレススナップとは?


GRの機能で、AFの合焦に関係なくシャッターボタンを一気に全押しすると任意の距離にピントが合った状態で撮影できる機能です。

今回はそのピント距離の設定を2.5mにしました。


写真 その3


ちょっと懐かしさを感じるような風景がこの撮り方には合っているかも


街中 その1 上のようなことを感じながらも街中でもお遊び


街中 その2 基本は構図もゆるめ


公園 その1 小さなため池の表面は緑の藻で覆われていた


公園 その2 今回の遊びはこんな条件でも近づくのは厳禁


公園 その3 最後までゆるっと



まとめ


こんな感じで撮影するのは遊び心が大事です。絶対にこうしなければいけないそんな細かい決まり事も必要ありません。そんな遊び心が必要?そうそう、こんな遊びをしていると引くという寄ることより数段難しい構図のバランスのコツをつかむきっかけになります。

また、次回


お供のカメラ 

GRⅢ


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