Keita's talk その400 啓太的・組写真の基準
物語を感じる3枚組を作るときにひとつの基準にしているのが300という数字。
これは撮影枚数の話。大体、300枚ぐらい撮っていると安心できる。
それぐらいあれば、いろいろな組み合わせを楽しむことができるのでまとまる可能性も上がる。
そして、この300は最初の基準。それから軽く見直して、まとめるのに必要な物を撮ってやっとひとつかふたつ3枚組ができる。
えっ、そんなに?と思う方はおそらく1枚写真の基準で300枚と思っているのだと思う。
その違いで一番わかりやすいのは、タテとヨコの撮り方。1枚写真であればその条件に合わせてそれを決めることも必要で、その基準で撮りながら300枚というのは途方もない数字になる。
もちろんこれは1日で撮る枚数で、もっというと大体2時間ぐらいで撮る枚数。
このペースで撮れるときはかなり集中しているはず。そして、それぐらい集中するとその街を感じやすくなる。
ちなみに連写と露出などのブラケットはやらず、いちいち画像確認をしないのも大事。
それは決めるため。
決めるためには自分の基準が必要。それを作る唯一の方法が、連写・ブラケット・画像確認をしないことなんです。自分の基準ができるとその都度悩むことが減るので撮影に集中しやすくなる。
ズームレンズを使わないのもその画角を体で覚えるため。
集中して30分も撮っていれば体がレンズの画角を覚えてくれる。
レンズの画角を体で覚えれば、ファインダーを覗く前に自分の立ち位置や高さを決めることができるので、さらに集中力が上がる。
そうなると結構300枚が普通になる。
やらされるのではなく楽しめることが大事なのかも。
また、次回。
記事と写真とは直接関係ありません。
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