街角散歩 in 横浜
横浜はとてもフォトジェニックな街だと思う。山手の洋館や海辺の山下公園、倉庫街など。様々なシーンが徒歩圏内に集まっているのがその魅力。
今回はそんな魅力的な場所の中から山下公園からみなとみらいまでの写真で構成します。って、結構ピンポイント(笑)
トップの氷川丸はいつもは大桟橋に向かって撮ることが多い。この日はなぜかこちら向き。もしかしたら話題のあのモビールスーツのことが気になったのかもしれない。
その後は山下公園内で撮影。この日はなんとなく人が気になった。
もちろん緊急事態宣言が延長になったことは知っている。基本的には自粛生活なのでほとんど自宅かその近所で過ごしていて、そんな生活にも結構慣れてきたように感じている。それでもやはり狭い範囲で過ごしていると少しづつストレスがたまる。
この日は写真展の鑑賞を兼ねて横浜にでかけた。写真展会場は横浜の山手の洋館で、もちろんその周辺でも写真を撮った。これは中華街で食事をした後で、中華街も閉店になっているお店があり厳しさを痛感した。
人を撮るといっても少し離れたところから。メインは街の風景。
自分の写真を街角写真と呼ぶようにしたのは、スナップといってこの手の写真を見せるともっと人をアップにしろとか世相が感じられない。とか昭和初期のままのような意見を言われるのが嫌だったから。
初めて10年ぐらいは、街角写真といってもピントくる人はいないので、結局スナップみたいなものですと説明していた。そして、そのあとはそれなら人を撮るんですね。と言われた。
かれこれ20年以上続けているので、少しは認知されたかしら(笑)
後ろ姿も定番。昔の刑事ドラマのオープニングをイメージしながら。あれは正面だった(笑)
後ろ姿が多いのも街角だから。街の様子というか自分が何となく気になった瞬間にレンズを向けるのが基本なのでドキュメンタリー的な視点とは無縁。
モノクロの良さはこの影が目立つこと。そのためにはもちろん光の見極めと露出補正が大事になる。
光の見極めというのは言葉で言えば一言。しかし、それはそんな一言では終われない様々な要素を加味しなければいけない。そして、一番大事なことは予測して待つこと。
写真はどんなに優れたカメラを使っていても過去しか撮ることができない。そして、自分の目でいいと思った瞬間の一歩前にシャッターを切る準備をしておかないといけない。
ミラーレスカメラの中にはシャッターを押す前から記録してくれるという優れた機能を持つカメラがある。それって、本当に自分が撮ったという喜びがあるのか疑問。ただ、写っていただけなのに.....。これは連射機能で撮るのも同じだと考えている。
ちなみにカメラの開発の歴史はいかに失敗をさせないか。そんなことが大きな目的になっているようにも感じる。AFもピンボケをなくすためだし、手ブレ補正はブレという失敗をなくすために開発された。
個人的には失敗してもいいじゅない。自分しか気づかない瞬間はやはり自分で切りとった。そんな感覚を強く残したい。と、思っている。
オレ様的定番のクィーンのシルエット。
なぜシルエットなの?それはね〜。手前の建物に魅力を感じないから。窓枠とかこの塔の造形にあっていない気がする。
典型的は大雑把なO型人間なんですが、こだわるところにはとことんこだわる。ミラーレスカメラメインから一眼レフカメラメインに戻したのも自分が切りとった感覚が弱くなると感じたから。
最後はこの光で終了。
あれ?夕日は撮らないの?この日は十分撮りました(笑)
実は夕焼けは滅多に撮らない。それはいつも撮らされてる感が強くなるから。夕方などは決め写真だと思っている。みんなが驚くような瞬間、そんな決め写真はいつまでも苦手。
苦手なものがあってもそれを克服しようとはしない。それより楽しくできることを伸ばして行く。その方が伸びしろ多いでしょう。
と、頑固なO型が顔を覗かせる。
ちなみに撮影データを書かないのは面倒くさいからではく、それは必要でないと思っているから。条件が違えば撮影データは全く意味をなさないし、そもそもそれを想像して自分で確かめることが学びだと思っている。
オレはそうしてきた。
ちなみにお供のレンズはズームレンズですが、この日は35mmで固定して使っていました。撮影モードはプログラムオート + ISO感度オート。
また、次回
お供のカメラとレンズ カメラ:KP レンズ:HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR