セレクト
セレクトには写真に必要な全てが揃っている
最近そんなことを感じるようになった。
例えば、被写体選びは 広い意味で セレクト になる。
選んだ被写体の狙いを明確にするために近づいて撮影しろと言われたり、出来上がった写真からこれとこれはいらないと言ってトリミングをしてもらうこと。それらも全てセレクトがあるからできる。
トリミング の方がわかりやすいのでそちらの方が重要に感じることもあるが、トリミング をするためには セレクト が必要になる。
何を目立たせるか セレクトするのがトリミング。
セレクトは全てのスタートになる
よく何のために撮ったの?とか、この日のテーマは何?そんなことを聞かれるのも セレクトを確認するため だ。
それは撮影者の気持ちを理解して 何をセレクトしようとしていたのか推測する ためでもある。
セレクトすることで、本人が気づいていかなったことに気づいてもらえる 効果もある。
構図や露出も セレクト から
例えば、構図や露出を決めるためにもセレクト ができていなければいけない。
選んだものを目立たせるために必要な構図があって露出があって、さらにタイミングへと続く。
しかし、どんなに一度にたくさんのことを処理することになってもそこにつながる唯一の道は 最初のセレクト にある。
決まらない セレクト
そして、その セレクトが決まらない。
最初のうちは わからない。
そんな問題が永遠のテーマのように残る。
それは セレクトする理由が明確になっていない からかもしれない。
そのためにテーマを決めましょう。そんな話もある。
たくさん撮影した愛しい写真たちからセレクトできない
そんなこともある。
写真のセレクト は 整理
セレクト は 選ぶ という日本語訳になる。しかし、写真のセレクトには選ぶという意味以上に 整理する という意味が強い。
被写体のセレクトも必要なものを整理することだし、撮影した写真をセレクトするのも整理することだ。
選ぶ という意味の裏には 選ばれなかった それ以外のものをあきらめるという印象を受けるのかもしれない。だから、選べないとなのるかも。
セレクト はその時に必要なものを整理するだけ で、整理することでその他の写真に光が当たることがあって、さらに次へとつながる。
そこまで必要?
すべての人に必要なことではないと思う。少なくとも 自分らしく そんなことを感じるなら、試して見る価値はある。
どうすれば良いの?それは佐々木啓太の門をたたくこと。本当か(笑)
また、次回。
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