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土木デザイン賞巡り1 東京駅八重洲口開発 グランルーフ・東京駅八重洲口駅前広場

土木デザイン賞2017年優秀賞を受賞した、東京駅八重洲口開発 グランルーフ・東京駅八重洲口駅前広場へ行ってきた。

2013年9月にグランルーフが完成、2014年9月に駅前広場の整備が終了した。

【反対側の丸の内広場は歴史を象徴している。これに対し、八重洲口駅前広場は、未来性を象徴している】としている。

壁面緑化や植木など自然が多く、「光りの帆」としているグランルーフにより、包み込むような、奥行きのある緑豊かな空間が作り出されている。外部空間、内部空間ともにそれを感じる。そのため、ゆったりとした歩行者通路が生み出されていると考える。(今後、景観工学より学ぶべき事項)

グランルーフの支柱の存在感が印象的であり、支柱1本ごとに傾きが異なり、大屋根の前面を角度を変化させながら大きな柱で支持することで,躍動感を表現していると感じた。力学的な側面からこういった設計について考えられるようになりたい(今後、構造力学より学ぶべき事項)。

2階では、八重洲口の南北に位置するシャープなデザインのふたつのクリスタルタワー(グラントウキョウノースタワーとサウスタワー)を結ぶペデストリアンデッキが見られた。

交通広場として、十分なタクシープール、一般車乗降場のスペースが見られた。車線も多くあり、人の往来が激しい東京駅において、ニーズに合わせた交通整備がなされていると考える。(交通システム計画より学ぶべき事項)

朝9時半より30分程滞在した。通学者、通勤者、旅行者、待ち合わせ場所として利用する人が見られた。

八重洲口側にて、一部の建物は工事中であった。この駅前広場とどう調和する街並みとなるか、注目していきたい。



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