TR 8vs5+GKの深掘り(攻守において獲得させたいこと)
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2022年6月10日に行われたTRについて深掘りしてみます。
TR8vs5+GK
TR①攻撃の自動化
以下はZONE3(ファイナルサード)での崩しを落とし込むための、
攻撃のドリル5つである。
崩しを行う上で、チームでどのように崩すのかを提示するために、5つのドリルを行なった。最初はゆっくりでも良いが、ルールを理解したらより「速く」を意識させた。また、1433のシステムでクロスに対して、
①ニア②ファー③セカンドライン
に誰が入るのかの確認も合わせて行なった。
上記のドリルを行ない、攻撃の崩しのベースを与えたところで、8vs5+GKを行なった。
TR②8vs5+GK ゴール前の攻防
TR①で行なったことを、今度は守備5人を入れて行なった。
守備について獲得させたいことは以下の通りである。
守備に獲得させたいこと
・ラインコントロール
ボールの移動中にラインの上げ下げを行い、できる限りペナルティの外に相手を追いやる。また、GKとも協力して背後のケアも合わせて行う。
(基本、相手選手にBOX内に入られたくないのでペナラインから5m程にライン設定をする)
・チャレンジ&カバー
最終ラインの4人がチャレンジ&カバーを繰り返す。
・クロス対応
サイドにボールが出た場合、
・ボールサイドのSBはボールへアプローチ
・ボールサイドのCBはゴールエリアを出ない(SBのカバーに出過ぎて中央を空けない)ことと、SBがかわされた時のニアの対応。
・アザーサイドのCBはボールサイドのCBのポジショニング修正と深く侵入された時のマイナスのクロス対応。
・ボールサイドCBがニア、アザーサイドCBがマイナスというようにしっかり分担する
・アザーサイドSBはしっかりと絞る
・ポケットランに対するマーク
・原則、ポケットランはアンカーがついていくが、もし間に合わなかった時はCBが対応する。その時に、CBのスペースをアンカーが埋める。
(ここはチームとしての決め事。チームによってはCBがついていき、アンカーが埋めるという方法をとるチームもあるかもしれない)
以上が、TRの狙いとなる。
TR後の振り返り
【攻撃】
攻撃は8人いるのにも関わらず、相手の4バック+1アンカーに対して攻略することがなかなか難しかった。
ポイントとなるのは、ボールをWGへ届けることである。
そのWGに対してオーバーラップorインナーラップまたは、IHがポケットを取りに行く。そうすることで相手がどう対応するか。ポケットへボールと人が届けられたら、CBが対応なのかアンカーが対応なのかで、空いてくるスペースが変わってくる。
そこをもう少し見極める目が必要になってくると感じた。崩しのクオリティ(特にパスの質)は継続してあげていきたい。
【守備】
数的不利の状況下でも、各選手がそれぞれ与えられたタスクに対して忠実にプレーできた。
リトリートした時の守備のポイントは
・中央突破させない(バイタルを封じる)
・サイドで数的優位を作り奪う
・クロス対応
となる。選手たちはしっかり整理できている様子でした。
以上、練習について深掘りしてみました。
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